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ママディ・ドゥムブヤ(PHOTOS COURTESY OF MAMADI DOUMBOUYA)

ママディ・ドゥムブヤ(Mamadi Doumbouya)はこれまで、元モデルでTV司会者のパドマ・ラクシュミから、映画監督のスパイク・リーにいたるさまざまな著名人のポートレート写真を撮ってきた。しかし、彼がカメラを初めて手にしたのはわずか6年前のことだった。

ドゥムブヤは大のファッション好きだ。色彩は豊かだが、がらんとしたニューヨーク・ブロンクスのアパートの一室で立ち上がったドゥムブヤは、手に入れたばかりだというノースリーブのビンテージ・レザーケープを自慢げに見せてくれた。

「僕はとても愉快な人間なんです。ファッションが大好き。音楽も大好き」。西アフリカ・ギニアで生まれた23歳の移民ドゥムブヤはそう話す。「僕はもちろん、まだまだこれからの人間。今から10年後に自分が何をしているのかなんてわかりません」

しかし、ドゥムブヤのポートレート写真を見れば、彼の10年後が見えてくる。彼が初めてカメラを手にしたのは、今からわずか6年前。ブロンクスにあるニュー・ビジョン・チャーター・ハイスクール(特別認可の公立学校)で写真クラスを選択したときだ。それは、米国に移住して8年目のことだった。

それがいまや、ニューヨーク・タイムズ紙日曜版の別冊マガジン『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』で連載されているコラム「Talk」の写真家として、映画監督のスパイク・リーやアーロン・ソーキン、政治家で小説家のステイシー・エイブラムス、俳優ニコラス・ケイジ、ヒップホップアーティストのチャンス・ザ・ラッパーなど、あらゆる分野のスターや著名人を撮影するようになった。

しかも、まだ若すぎてレンタカーさえ借りられない年齢でありながら、ドゥムブヤが撮る色彩豊かなポートレートには独特の雰囲気があり、世界的に有名なポートレート写真家マーティン・ショーラーや、コンセプチュアル・セルフポートレートで知られるシンディ・シャーマンの作品を彷彿させる。

ドゥムブヤの最大の挑戦は、被写体を表現するための新しい色と新しい撮り方を見つけ出すことだ。「同じことを繰り返さないようにしています」と彼は言う。「新鮮な気持ちで、毎回の撮影に臨むよう心がけているんです」

ドゥムブヤがフォーブス「30アンダー30リスト2021年版」に選出された人たちの撮影にあたって目指し、表現したのが、まさにその新鮮さだった。ドゥムブヤは2人のアシスタントとともに、5日間で3都市をまわって撮影を敢行。被写体は20人で、各自の撮影時間として与えられたのは最大で40分だった。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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