仕事机を「思考の宝庫」にする|1日5分からの断捨離 第3回

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本棚一段分を断捨離する


本は「知識欲」の象徴ですが、私にとって本は「幸せ」の象徴。買う行為が幸せで、持っている行為が幸せで、もちろん読めば幸せで。だから「幸せを感じない本なら捨てようね」ということです。

本を買うペースは週に2〜3冊。仕事の資料として、純粋な知識欲で。また献本として送られてくることもあり、どんどん増えていきます。

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本の読み方は、ボロボロになるまで「使い倒す」のがやました流。マーカーで線を引き、ページの隅っこをドッグイヤーして。だから、図書館で本を借りるなんてことはできません。

一方で、読み始めて早々にページを閉じてしまう本もあります。本は合う・合わないがあり、気分とタイミングもあります。最後まで読み切らなくてもOK。そのことに罪悪感を覚える必要はありません。

手にした本できらめく一行と出逢えたら、それだけで幸運なこと。なにも事細かく覚えるために読むわけではないのですからね。

そして、手放すときは、「誰かが呼んでくれる人に託す」気持ちで。直接さしあげることもあれば、古書店の引き取りサービスにお願いすることも。傷や汚れがある本は「ありがとう」と言って資源回収へ。

読まれずにホコリかぶってぐだぐだと本棚に入っていたら、本も幸せではないでしょう?

スケジュール帳に「余白」をつくる


手帳は「未来に対する期待」の象徴。希望まではいかなくても、何かが始まる期待感があります。新しいまっさらな手帳は、未来は白紙であることを教えてくれます。

毎年、新しい手帳を手にするたび、心がわくわくと踊ります。何も書かれていない予定表にいったい何を書き込んでいこうか──と。

でも夢を書き込んではなりません。夢は、予定として、いや計画として、書き込んでいくことが大切です。「いつか行きたい」ではなく、「この日に行く!」と書き込むのです。

今はパソコン上のグーグルカレンダーとにらめっこする時代。予定はリマインダーが知らせてくれます。便利だけれどちょっと寂しい気がします。手帳を前にして余白を愉しんだり、思いを巡らせたり……それこそが手帳の魅力なのですから。

モノもコトも同じ。空間も時間も同じ。詰め込みすぎると手に余り、ハンドリングしきれなくなります。ぜひ、心地いい「余白」を残しておいてください。

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