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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

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「ぴえん」や「エモい」、「~しか勝たん」など日々生まれる流行語。これは日本の若者に限ったことではない。米国も同じような流行がある。

彼らのスラングを覗き見るなら、クラウドソーシングオンライン辞書「Urban Dictionary」が面白い。一見おふざけの辞書に見えるが、ユーモアある言葉の背景に世界の流行が見て取れる。


Urban Dictionaryとは


元グーグルエンジニアのアーロン・ペッカムが、1999年に開設したオンライン辞書「Urban Dictionary」。開設当時、アーロンはカリフォルニア・ポリテクニック州立大学の1年生だったという。Dictionary.comのようなオンライン辞書のパロディ版として制作され、スラングやSNSで使用される流行語を多数掲載している。

Urban Dictionaryのモットーは、「Define Your World(あなたの世界を定義しよう)」。そのモットー通り、誰でも言葉と定義を記入できるクラウドソーシング型の辞書となっている。2014年にユニークビジターが1800万人を突破。日々、大学生を中心とした若者たちが新しい流行語を更新し続けている。

新しい用語は、サイト内にある投票ページから「Add It!」「Keep Out!」のボタンを押し掲載可否を判定できる。追加後も各用語のセクションに「サムアップ」「サムダウン」ボタンがあるため、どの用語と定義が支持されているのか一目瞭然だ。

ビジネス関連のスラング


若者が中心となっているUrban Dictionaryだが、ビジネス関連のスラングもある。

例えば「It is what it is」は、ビジネスシーンでしばしば使用される「くそくらえ」の意味。用例では、「The Client changed the deadline to today?  Well, it is what it is.」(クライアントが締め切りを今日に変えたって? くそくらえだな)と書かれている。強引なクライアントに振り回され悪態をつくのは世界共通のようだ。

もちろん、ネットスラングも幅広く掲載。「Best Friends Forever」(ずっと友達)の略である「BFF」や、「You Only Live Once」(人生一度きり)の略「Yolo」などインスタグラム等のSNSで見かける言葉の意味も知ることができる。

文=齋藤優里花 編集=石井節子

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