起業家10人に聞いた 「今」だからこそ見ておきたい映画10選

Invictus (c) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.and Spyglass Entertainment Funding, LLC.Package Design & Supplementary Material Compilation (c)2010 Warner Bros. Entertainment Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

「当たり前」が大きく変わった2020年。みなさんにとってはどんな1年だっただろうか。

激変を乗り越え、チャンスを見出し続けている起業家のみなさんが、Forbes JAPAN読者のために、今だからこそ見ておきたいオススメの映画や動画作品を教えてくれた。

年末年始のおうち時間のお供に、ぜひゆっくり楽しんでほしい。(順不同)


1. オール・オア・ナッシング ~トッテナム・ホットスパーの再興~


null
Amazon Prime Videoにて独占配信中

世界一の名将ジョゼ・モウリーニョの「帝王学」が、ロッカールームからオーナーとのやり取りまでで、全て伝わるドキュメンタリー。最高でした。同時に、選手、フロント、オーナー、サポーターと、立場は違えど勝利に向かう一貫した姿勢と、目まぐるしく変わる順位や状況がスタートアップ経営と似たものがあり、参考になりました。

近藤 佑太朗/Unito(ユニット) CEO
1年を振り返って:今年は波瀾に満ちたの1年でした。3月にローンチ予定のサービスと拠点がコロナで遅れ、マイナーピボットをし、コロナ禍で困っている宿泊施設を掲載するプラットフォーム事業をローンチ。まさに経営力とチーム力が問われた1年でした。チーム一丸となり何とか新年を迎えられそうです。

2. インビクタス 負けざる者たち


null
Invictus (c) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.and Spyglass Entertainment Funding, LLC.Package Design & Supplementary Material Compilation (c)2010 Warner Bros. Entertainment Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

舞台はアパルトヘイト撤廃後の南アフリカ。黒人として初の大統領となったネルソン・マンデラ氏が、自国開催の1995年ラグビーワールドカップをきっかけに、白人のスポーツであったラグビーの同国代表チーム「スプリングボクス」を国民全員で応援するムーブメントを起こす。

この映画には数多くの金言があります。特に白人政権によって長年投獄されていたマンデラ氏が、多くの黒人を前に「もう、卑屈な復讐を果たす時ではない。寛大な心で、新しい国を作るべき時である」と宣言するシーンには鳥肌が立ちました。大勢に阿らず、易きに流れず、最も大切なことをリーダーとして強く掲げ続ける。私は「理想のリーダー像」をこの映画から多く学びました。

常間地 悟/WARPSPACE CEO
1年を振り返って:2020年は、当社が目指す宇宙空間通信ネットワークの実現にあたり、必要となる地上実証の完了、コアとなるシステム特許の出願など、非常に重要なプログレスを達成できた年でした。コロナ禍においても怯むことなく前進ができたのは、有力なメンバーや支援者にも引き続き恵まれたことにつきます。私たちのワークポリシーの1つでもある「Resilient Spirit」(復元力)を十二分に証明できました。

null
『インビクタス/負けざる者たち』ブルーレイ ¥2,619(税込)/DVD ¥1,572(税込) 発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント 販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント(2020年12月現在)

次ページ > 起業家の「戒め」となるドキュメンタリー作品

編集=松崎美和子、谷本有香

ForbesBrandVoice

人気記事