片手間にフリーランスの仕事を始める5つのコツ

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多くの業界が新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)中は苦戦してきた。その中で盛況な経済領域が一つある。それはフリーランス市場だ。

米クラウドソーシング大手アップワークが今年行った調査からは、米国の労働力の3分の1以上がフリーランサーとして働いていて、米経済に約1兆2000億ドル(約124兆円)を貢献していることが示された。

イスラエルのフリーランスサービスサイト「ファイバー(Fiverr)」が発表した新たな調査でも、この傾向が裏付けられている。同社の調査では、調査対象となった労働者の68%がフリーランスの仕事や兼業をより前向きに考えていると答えていた。

ファイバーのイラ・クライン最高執行責任者(COO)は「パンデミックにより、企業がフリーランサーの活用に積極的になったのは誰もが知るところだ。その一方、在宅勤務により多くのフルタイム労働者がフリーランス活動を試してみようと思うようになったことも分かっている」と述べた。

フリーランサーの数が増えているだけではなく、その75%はフルタイムで働いていたときと同等かそれよりも高い収入を得ている。

自宅で過ごす時間が増え、人々はこの機会に複数の収入源を作り出そうとしている。仕事を探すフリーランサーと空席のポジションを埋めようとする企業の支援を目的としたサイト、ストーク・タレント(Stoke Talent)のシャハー・エレズ最高経営責任者(CEO)は、フリーランス事業を始める際の5つの基本的なコツを共有してくれた。

1. 注力分野を決める


最初のステップは、どのような仕事に集中したいかを決めることだ。それは小さな臨時のギグ(単発や短期の仕事)だろうか、短期的なプロジェクトだろうか、それとも長期的な仕事の契約だろうか。

会社のウェブサイトを構築することは、一度限りのマーケティングキャンペーンの支援よりも長期的なプロジェクトかもしれない。早いうちにこの点を決めておくことで、それに沿って予定を立てて集中力を維持でき、定常的なプロジェクトの流れ(そして最終的には収入)を得ることができる。

2. 人脈を拡大する


知り合い全員に連絡を取り、人脈を構築・拡大しよう。あなたのビジネスについて伝え、フィードバックや紹介を求めること。

以前働いていた会社と連絡を取ることも効果的かもしれない。もしかしたら以前所属していたマーケティングチームが人手不足で、今後のキャンペーンの準備で支援を必要としているかもしれない。

以前の知り合いがどこの会社に転職したかにも目を光らせておくこと。人は頻繁に入れ替わるものだ。以前の上司がもしかしたら、新たな仕事で外注を予定しているかもしれない。自分の活動について知らせることで、相手に常に自分の存在を覚えておいてもらえるようになるだろう。
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翻訳・編集=出田静

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