大きな成功を収める人が実践する、朝の5つの習慣

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多くの人は、目覚まし時計が鳴って目が覚め、大きなカップにコーヒーを作ってさっとメールを確認することから1日を始める。しかし、大きな成功を収める人たちの朝の習慣は全く異なるものだ。

ハフポスト創業者のアリアナ・ハフィントンは「私が朝の儀式にしていることの重要な点は、私がしていないことにある。私は朝起きて、1日の始まりにスマートフォンを見ない。その代わり、起床後1分間は深呼吸をし、感謝の気持ちを持ち、その日に意識をむけている」と述べた。

ここでは、大きな成功を収めた人たちの朝の5つの習慣を紹介する。これらは1日に弾みを付ける役に立ち、集中力や明瞭さ、生産性を高めてくれるはずだ。

1. 目覚まし時計を使わない


アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は、毎晩必ず8時間の睡眠を取るようにしている。ベゾスはまた、目覚まし時計を使わず自然に目を覚ますことを強く支持している。

米人気司会者のオプラ・ウィンフリーもまた、目覚まし時計を使わないで目を覚ます。オプラは米誌ハリウッド・リポーターに対し「私は今まで目覚まし時計をかけたことがない。目覚まし時計は良いものだと思わない。アラーム(警報)を発するものだから!」と説明している。

アリアナ・ハフィントンもこれと似た習慣を持っている。米国立睡眠財団(NSF)によると、ハフィントンは早めに就寝しているため、大半の成人に推奨される8時間の睡眠を取ることができ、目覚まし時計なしで自然に起床できるようになる。

ハフィントンは「『アラーム』という言葉の定義を考えてみてほしい」とし、「危険を察知したことで引き起こされる突然の恐怖、あるいは不安だ」と続けた。このような衝撃的な方法で1日を始めると、体が危険に備えるためストレスホルモンやアドレナリンが多く放出される。これは、1日を開始する最善の方法ではない。

2. 最初にコーヒーを飲まない


朝一番にコーヒーを飲むことは論理的な選択に思えるが、健康の専門家は水の方がよいと述べている。水を飲まずに数時間たっているため、朝一番に水を1杯飲めば体に水分補給ができ、消化や代謝を助けることができるからだ。

水は、欠かせない栄養素で、体の臓器や組織の機能を左右する。体は水を定期的に失っているため、脱水症状を避けるためにはこうして失われた分を補わなければならない。

女優で作家のキャメロン・ディアスがこの習慣を持っている。ディアスは「多くのエネルギーを持った状態で1日を始めることが非常に重要」と述べ、「私の1日は、朝起きてから歯を磨き、水を飲むことから始まる」と続けた。1杯の水を飲んですっきりすることで活力を取り戻し、これから始まる1日についてより前向きに感じ、その準備をすることができる。
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翻訳・編集=出田静

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