トランプ支持者が首都で大規模集会を計画、「大統領が招集」?

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米連邦議会が上下両院合同会議を開き、大統領選の結果を正式に認定する2021年1月6日、ドナルド・トランプ大統領の支持者たちが首都ワシントンで大規模な集会を開く計画だ。

トランプはツイッターに、ピーター・ナバロ大統領補佐官が12月17日に公表した報告書に関する記事をリツイート。支持者らに対し、敗北という“あり得ない”結果を正すため、“大規模”で“激しい”抗議を行おうと呼びかけた。ナバロの報告書は、「広範にわたって選挙不正が行われた」と(信頼できる証拠を示すことなく)主張する内容だ。

支持者たちは、トランプのこの呼び掛けに即座に反応。首都ワシントンの地元のニュースを伝えるウェブサイト「DCist」によると、これまでにも選挙結果に抗議する集会を行ってきた団体、「ウィメン・フォー・アメリカ・ファースト(Women For America First)」は、すでに当局に許可を申請していた集会の開催日を、大統領就任式の直後の週末から「1月6日に変更したい」と届け出たという。

同団体のウェブサイトを開くと、「大統領が私たちに、大規模な抗議活動を行うため、1月6日に首都に戻れと招集をかけました」と書かれたポップアップが表示される。集会はホワイトハウスに近いフリーダム・プラザでの開催が予定されており、約5000人が参加する見通しだという。

一方、フェイスブックをみると、6日にはその他の団体も集会を計画しているもようだ。また、「Gab」や「Parler」、「Telegram」などのプラットフォームでは、トランプ支持者らが「銃を携帯し、徒歩で全米各地から首都に集まる」ことについて話し合っている。

さらに、すでに広くその名を知られている極右グループ「プラウド・ボーイズ(Proud Boys)」も、同日の集会に参加する予定だと明らかにしている。

首都では大統領選の後、「不正があった」と訴えるトランプ支持者たちの大規模な集会が2回開かれている。11月14日の抗議デモ「Million Maga March(100万人の行進)」(Maga:アメリカを再び偉大に)は、当初はほぼ平和的に行われていたものの、20代の男性が背中を刺されたほか、警官2人が負傷した。

また、12月12日の「Stop the Steal(選挙を盗むのをやめろ)」集会では4人が刺され、1人が銃撃されている。この日は合わせて8人が、病院に搬送された。
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編集=木内涼子

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