Forbes JAPAN編集部が選ぶ、2020年心に残った記事10選

編集部の10人が厳選した「今年の1本」を紹介


8. 政界の一匹狼・野田聖子が信じるもの #新しい師弟関係

経営者や作家など各界著名人に「あなたの師匠は誰ですか?」と訊いてまわった企画の中で、ただ一人、人ではない「師匠」をあげたのが、自民党幹事長代行の野田聖子さんでした。日本初の女性宰相を目指している野田聖子さんがロールモデルとしているのは、どんな人物なのか、ぜひとも知りたかったのですが、「私に師匠はいない」ときっぱり。

彼女を支え、導いてくれる存在は、派閥でも歴代首相でもなく「統計」だというのです。おもむろに取り出したのは、総務省統計局が発行する『日本の統計』。付箋がびっしりと貼られたその統計書に、男性9割の世界(衆議院)で生きていく上での計算と覚悟を感じ、身震いしました。(編集部・薦田美奈子)

9. 【独占】ダイソンの掃除機を仕切る男が、日本を知ること、そしてアジア拠点の意味を語る

「スピードが正義」の時代にあって、ダイソンの取材では良い意味でのギャップを感じました。時代が忘れかけている物作りの精神に溢れているからこそ、ダイソンの新製品投入は「年」単位。


クールなデザインの裏に潜む、物作りへの熱い意志が伺えるダイソン(Shutterstock)

ダイソン日本法人のロビーには「スーパーカブ」や「ウォークマン」といった、日本を代表する工業製品の実物がいくつも展示されていますが、それは物作り企業としての尊敬の念だそう。クールなデザインの裏に潜む、物作りへの熱い意志が、次のヒットを生むのでしょう。(Web編集部・坂元耕二)

10. なぜ成長を続けられるのか 富士フイルム・古森会長がいま明かす企業経営の真理

2020年を象徴する日本企業の1社といって過言ではない富士フイルムホールディングス。写真フィルムからヘルスケアへと大規模な事業転換に成功し、新型コロナウイルス治療薬の候補として「アビガン」が注目された同社は、AI技術を用いて作成した「未来の成長企業ランキング」でも1位に選出されています。

「なぜ成長を続けられるのか」という問いに対する、古森重隆代表取締役会長兼CEOの答えをぜひご一読ください。(編集部・眞鍋武)

編集=縄田陽介、渡邊雄介

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