そんな今年を振り返り、Forbes JAPAN編集部の10人が「心に残った1本」を紹介します。ビジネス、エンタメ、政治、社会など、多岐にわたる分野の記事から、新しい年を迎える上でのポジティブなヒントをお届けします。
1. 「意味のイノベーション」の権威が説く、日本への処方箋
新型コロナウイルスの世界的なパンデミックによって、否応なしにパラダイムチェンジを余儀なくされた2020年でした。
ウィズコロナ時代という新たな価値基準の中で、物理的には制約も多いなか、既存の概念に新しい意味を付加する「意味のイノベーション」の重要性を説く、ベルガンティ教授のお話には膝を打ちました。(Web編集長・谷本有香)
2. なぜHIKAKINは「好きなことを仕事に」できたのか? #30UNDER30
HIKAKIN氏(撮影:小田駿一)
コロナ禍で芸能界からの新規参入も目立った2020年のYouTube。それを振り返ってHIKAKINさんが語った、「やりたいと思うならすぐ始めたらいい。いちばん難しいのは続けること」という言葉が印象的でした。
先駆者のひとりとして道を切り開いてきたHIKAKINさんだからこその説得力だと思います。(WEB編集部・松崎美和子)
3. 【独占】「世界最高の経営思想家」ジム・コリンズが日本の起業家に贈る言葉
『ビジョナリー・カンパニー』などの著書をもつ経営思想家のジム・コリンズは、かつてアマゾン創業者のジェフ・ベゾスに頼まれて、アマゾンの経営陣向けに講義したことがあるそうです。しかしその後、アマゾン社が彼の教えを実践し、進化させていく様子を目の当たりにしたことで「勉強させてもらったのは自分だった」と、インタビューで振り返っています。
「好奇心さえあれば、人は人生のすべてに学ぶことができる」と、目を輝かせながら語った「少年」のような笑顔が、今もまぶたに焼きついています。(編集部・井関庸介)
4. MIYAVIらから若者へ「未来のために正しくしなやかに狂おう」
Z世代を中心とした若者たちと、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、NPO法人ETICが協働で進めている「Hack The World」というプロジェクトについての記事です。
時代の転換点となったコロナ禍に「『これからの理想』をみんなで話そう」というテーマのもと、好きな本や音楽について語り合うように、世界を「ハックする」ためのビジョンを語っています。「自分で世界を書き換える」意欲をもった若者たちとの対話で感じた、未来へのメッセージが詰まっています。(編集部・山本智之)