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効果的な方法は、PREP法と呼ばれるプレゼンスキルです。まず問題点(Problem)を挙げます。次になぜそれが問題かの理由(Reason)を伝え、問題解決の具体例(Example)を挙げます。最後にもう一度問題(Problem)に触れることで、解決策と問題の関係を印象付けます。

「あなたが30分、1時間遅れてくると、私はその時間、何もできなくて無駄にしてしまうの【問題】。やることがたくさんあるからその時間がもったいない【理由】。せめて連絡してくれれば、その30分や1時間でできることがあるの【理由】。だから、私の時間を無駄にしないためにも、遅れないで。遅れるときは、せめて連絡をしてね【具体例・解決策】。あなたが遅れるとできないことがたくさん出てくるの【問題】」

本当なら「もう絶対に遅れないでよ。どうしてわかってくれないのよ!」と言いたいところですが、ここは幸せに妥協して、こんなふうに論理でプレゼンしてみてくださいね。

夫が思わず応援したくなるプレゼン


私が主催している女性たちが意見交換をする会の参加者の一人が、「夫に論理的にプレゼンすること」でとてもいい効果が得られた話をしてくれました。そのエピソードは、次のキャリアのために準備をしたい方にとっても参考になります。(中略)

彼女の場合は、子育てが落ち着いたら税理士の資格を取り、パートか、フリーランスで働きたいというキャリアビジョンを持っていました。そのために「今、自分の時間が必要なので、ぜひ時間の投資家になって欲しい」とプレゼンしたそうです。

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Getty Images

PREP法で解説するとこのようになります。

【問題】時間の投資家が必要
【理由】資格取得
【具体例】働くことのメリット。実際の収入の展望と可能性
【問題と解決策】夫に「時間」を投資して欲しい

理由をより詳しく書けば、次のようなものになります。

(1)子どもはいずれ巣立っていくので、そのときは仕事に復帰したいと思っている。
(2)そのための準備を今のうちから始めておかないと、いきなり復帰することは難しい。ブランクが空きすぎると、復帰そのものができなくなってしまうんじゃないかと、不安になる。
(3)あなたには自分の仕事の世界があるけれど、私にはその世界がないので、今のうちから、そういう世界を作っておきたい。
(4)人生100年時代、子育て後の人生は長いので、そのときの経済的プランも考えておく必要がある。

このように理由を説明した上で、彼女は次のようにメリットを伝えたそうです。

文=ボーク重子

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