休暇後に仕事に戻る苦痛 和らげるために15分でできること

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成功計画を立てる人はより幸せで生産的


成功計画を毎日立てることは、時間管理の習慣の中でも特に重要なものの一つだ。私のコンサルティング企業リーダーシップIQでは、インターネット上でアンケート調査「How Do Your Time Management Skills Stack Up(あなたの時間管理スキルはどれほど?)」を実施した。多くのリーダーが回答したこの調査で尋ねられた問いの1つは、次の2つの文の中から自分に合うものを選ぶことだ。

・私は朝にメールやボイスメールを確認する前に計画を立て、その日を成功させるために達成する必要があることを確実に理解するようにしている。
・私が朝に最初にすることは、メールとボイスメールの確認だ。

その日の成功計画を立てることから1日を始めるようにすれば、どこに時間を使うかをはるかにしっかり制御できるようになるだろう。しかし、朝一番にすることが電子メールやボイスメールなどの確認であれば、どこに時間を使うかを自分以外のあらゆる人に決めさせていることになる。

こうして自分のキャリアの成功に最も重要な活動で1日を始めるのではなく、全く重要ではない、あるいは自分や会社、顧客に与える価値がほとんどない数十通のメールに答えることになってしまう。

残念なことにアンケート調査の結果からは、66%の人が1日の初めにその日の計画を立てず、まずは電子メールやボイスメールを確認していることが示された。さらに、電子メールの確認で1日を始める人のうち「今日はうまく行った1日だった」と考えて職場を後にすることが多いと答えたのはわずか47%だった。一方、計画を立てることで1日を始めていた人の68%は「今日はうまく行った」と考えて仕事を後にすることが多かった。

成功計画を立てるのに必要な時間は、休暇に入る前の15分間だ。しかし、このちょっとした作業を行うことで職場から完全に離れて休暇を本当に楽しむことができることを考えれば、これには大きな価値があるだろう。

翻訳・編集=出田静

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