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Joe Raedle/Getty Images

米国では健康な若手議員らが、特権を利用して新型コロナウイルスのワクチンを摂取したとして非難されているが、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は12月23日、早期の接種は受けないと宣言した。

ニューサムは、「ワクチンを優先的に受けるべきなのは医療従事者や、基礎疾患のある人、高齢者などであり、自分は待つことにする」と述べた。

現在53歳のニューサムは記者会見で、州の専門家グループから彼が摂取する資格があると認められた場合にのみ、ワクチンを接種すると述べた。

民主党の若手女性議員、アレクサンドリア・オカシオ・コルテスは18日、インスタグラムでワクチンを受ける様子をライブ配信し、フォロワーらに対しワクチンの安全性をアピールした。これを受けて一部の議員は、コルテスらが特権を利用して、エッセンシャルワーカーや高齢者などよりも先に接種を受けたと非難していた。

共和党のマルコ・ルビオ議員も同様の批判を浴びていた。

ニューサムは、「ワクチンを摂取した議員らを恨んでいる訳ではない。彼らは米国民に、それが安全であることを示すために、摂取したのだ」と述べたが、彼のスタンスは民主党のイルハン・オマルや共和党のテッド・クルーズらと似ている。この2人は、「政治家がエッセンシャルワーカーや高齢者を差し置いて、接種を受けるのは公平ではない」と主張している。

「私は、ワクチンの接種に必死になっている人たちから、数多くの連絡を受けている。彼らよりも先に接種を受けるのは、良心の呵責に耐えられない」とニューサムは話した。

各州は、できるだけ多くの第一線の医療従事者やエッセンシャルワーカー、高齢者への投与を急いでいる。しかし、これらのグループの中で誰が優先されべきかは論争の的となっている。

テキサス州とフロリダ州は、連邦政府のガイドラインに反発し、エッセンシャルワーカーではなく高齢者を優先している。病院においてもこの問題は紛糾しており、スタンフォード医療センターの医師たちは先週、病院のワクチン配布計画に抗議行動を起こした。

同医療センターはアルゴリズムを用いて配布の順番を決めたが、優先されたメンバーのなかに、現場にいない病院の管理職や医師が数多く含まれていたことに、医師らは抗議した。

編集=上田裕資

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