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(C)Oscar Health

米医療保険制度改革法(通称オバマケア)に基づく医療保険を手がけるオスカー・ヘルス(Oscar Health)が、来年の新規株式公開(IPO)に向けて準備を進めていることが証券取引委員会(SEC)への届け出から明らかになった。同社はトランプ大統領の娘婿で上級顧問を務めるジャレド・クシュナーの弟、ジョシュアらが共同で創業した新興インシュアテック企業。

オスカー・ヘルスの21日の発表文によると、IPOの規模や価格帯は未定。SECによる審査が終わりしだい、市場などの状況を見極めて実施するとしている。

オスカー・ヘルスは最近、新たに1億4000万ドル(約145億円)の資金調達を発表したばかり。また、来年の販売開始に向けて保険商品の取り扱いを新たに4州の計19市場に拡大している。

同社が新市場に進出するのは4年連続。個人向け健康保険を扱う各社には今年、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)中に企業の保険資格を失った人が流入している。

オスカー・ヘルスが特化してきたオバマケアに基づく個人向け医療保険は、米国のリセッション(景気後退)が続き、新型コロナウイルスの感染者が再び急増するなか、来年に向けて魅力が高まっている。

オスカー・ヘルスは2012年、ジョシュアと、最高経営責任者(CEO)を務めるマリオ・スロッサーによって設立された。トランプはオバマケアを撤廃しようとしてきたが、同社はテクノロジーと新商品を組み合わせ、伝統的に非営利医療保険連合のブルークロス・ブルーシールドが支配してきた個人や小規模グループ向け市場の開拓に成功してきた。

バイデン次期政権では、オスカー・ヘルスのようなオバマケアに基づく医療保険を提供する企業は魅力が増し、大手健康保険会社による買収対象となる可能性もある。それも踏まえれば同社のIPOはうまくいきそうだ。

オスカー・ヘルスは現在、15州の計29市場でオバマケアに基づく医療保険を販売しており、加入者数は約42万人となっている。

編集=江戸伸禎

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