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就職したい企業ランキングでも常に上位に入るグーグルは、ユニークな職場環境で知られている。
だが秘訣はオモチャやお菓子ではなく、データ重視の合理性と、その「哲学」にあった。


自動運転車やメガネ型端末などのユニークな製品やサービスの開発で知られる総合テクノロジー企業「グーグル」。同社の使命は、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」だ。もちろん、人事管理も“データ分析”に基づいて行っている。
今回、グーグルの蓄積してきたノウハウが初めて明かされた。人事管理部を率いるラスズロ・ボック上級副社長が4月上旬に上梓した『WorkRules!』(未邦訳)には、採用活動や研修の方法、社内環境づくりのすべてが書かれているのだ。
しかし、ボックは他社の人事部にマネされてもまったくかまわないという。「競合他社が採用面で上達したところで、就職希望者の人数が減ることはありません。たんに、それぞれの会社が自分たちの社風により合う人を採用できるようになるだけのことですから。みんなが幸せになれるのです」
御社もグーグル流の採用ルールを参考にしてみてはいかが?


4回
入社希望者を面接すべき最適の回数。
データによると、4回もインタビューすれば86%の確率で採用できることがわかった。
その後は面接ごとに1%しか、確率は上がらない。

100%
給与格差の割合。
役職にかかわらず、グーグルではすべての社員に給与格差がある。給与は役職ではなく、貢献度によって決まるからだ。
よって、同じ肩書でも給与の額は全員違う。

0個
求職掲示板の数。
職種ごとで採用するアメリカでは、空きポストの有無を求職掲示板で知らせる。だが、グーグルにはそれがない。
社員たちが、希望職種の動向を追っているからだ。

10秒
第一印象は、10秒で決まる―。
グーグルでは拙速な決断を防ぐため、採用するかしないかを決める際に10秒間待つことを規定している。
第一印象はまちがっていることが多いからだ。


―“イノベーション”で名を馳せるグーグルなのに、“本”を書くことにしたのは?

ラスズロ・ボック(以下、ボック):
私たちは、家族や友だちと過ごすよりも長い時間、仕事をしています。でも、人によっては仕事が苦痛だったりしますよね。グーグルでは、職場をより良くするべく、さまざまな工夫をしてきました。せっかくなので、それを分かち合いたいと考えたのです。

―(2000年代に社会人を迎える)「ミレニアル世代」の採用についてのお考えは?

ボック:
私のように40歳以上の人間は、とかく若い人のことを、「何を考えているかさっぱりわからないし、たいした仕事もできないくせに、要求だけは一人前」と考えがちです。ただ、私の見立てと、私自身の経験からいえば、みんな同じだと思います。世代を問わず、誰だって自分の仕事に尊厳や意味を見出したいものです。1970年代に「自分のすることは自分で決めたいか?」と聞かれたら、誰もが「当たり前だ」と答えたと思います。ミレニアル世代は“不思議ちゃん”扱いされていますが、私たちと同じですね。

―グーグルに加わってから、職場環境はどのように変わってきました?

ボック:
世界の労働人口は41億人ですが、最も優秀な人たちを突き止めるのが簡単になりました。それに、転職活動をする際の手段が増えたうえ、以前と比べて労働者の流動性が高まっています。そうしたこともあり、創造的で才能に溢れた人材を確保するのが世界的にますます難しくなっているのです。だからこそ、人々が働きたくなるような職場づくりが大切になってきています。
社員をこき使って「収益面で良い経営」をすることは可能かもしれません。でも、そのような事業が何世代も続くことはないでしょう。世界をより良くすることもありませんよ。

フォーブス ジャパン編集部

 

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