Close RECOMMEND

世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版


Viviさんは自分との対話を繰り返し、自分自身の心を理解しているからこそ、揺るがない。どんな立場の人にも「愛」をもって対応するのだ。なぜここまで自然体で、ポジティブでいられるのか──。その秘訣を聞くと、意外な答えが返ってきた。

「自分のことをポジティブだとは思っていないです。とにかくポジティブでいようとするのは、むしろおかしいと思っています。ただ、現実と向き合っているだけなんです。辛いことがあったとき、現実的にどうすればそこから抜け出せるかというのを考えていると、結果的にポジティブと言われるのでしょうか」

感情はコントロールせず、無視しない。辛いときは辛くていい。怒りたいときは怒っていい。それを受け入れた上で、自分がなぜそのように感じているのか、自分や他人との対話を繰り返すことで、結果を良い方向に持っていくという。

「どういう考え方をすればハッピーエンドに持っていけるかは、自分ではわかっているはず。自分の Decision(選択)を大切にしています」 

vivi
どんな人にも「愛」をもって接するようにしているViviさん。彼女が新たなに始めたいこととは。

女性をもっと自由に 安心できるコミュニティづくり


Viviさんは一度ファンにインスタグラム上で声をかけ、20人くらいでランチ会を開いたことがある。お互いにオープンに悩みなどを打ち明けて、泣いたりハグをしたりして、「誰かに聞いてもらっている」と感じるだけで、前に進めることがあることに気づけた。

そんな経験から、女性コミュニティをつくりたいという思いが生まれた。今年は自分自身が過食症などで苦しんだからこそ、セラピーが普及していない日本では女性にとって安心できる場が必要だと感じたという。

過食症から脱するため @bimi_blondという新しいアカウントを作り、自分の食事を記録するように。最初は食べる量を客観的に把握するためにクローズドのアカウントだったが、回復してからは誰でも見られるようにした。

先日、安心して自分の悩みを相談できるメールアドレスを @bimi_blondで公開したばかりだ。「セーフゾーン」と名付け、Viviさんのみがアクセスできる。

「人生に好奇心のある女性、もっと自由に表現したい女性、彼女たちの可能性を広げるために、エンパワーできる場所をつくりたい。私はファンのことも友達って呼ぶんですが、友達同士で安心して心を開けるような、落ち着いた雰囲気のコミュニティをつくっていきたいです」

世界的に激動の1年だった2020年。「重い自分をやめる」というViviさんの覚悟は、自身の価値観も大きく変えた。

「辿り着いた答えは、いま目の前にあることを経験し、1日1日の幸せを見つけて大切にすること。これまでは、何かを達成すれば、そこに幸せがあると思っていました。でもコロナ禍で世の中がスローダウンして、本当に何が大切かを考えるようになりました。シンプルなこと、人生のありのままを楽しんでいきたいですね」

文=初見真菜 編集=督あかり 写真=Christian Tartarello

VOL.7

4000億円空白市場を拓いた話題の専務、ワーク...

VOL.9

和歌山の一軒家レストラン 創作を深めた「20...

PICK UP

あなたにおすすめ