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Photo by Wang He/Getty Images

サンディエゴに本拠を置く物流スタートアップの「フロック・フレイト(Flock Freight)」は12月1日、ソフトバンクグループのビジョンファンド2号が主導するシリーズCラウンドで、1億1350万ドル(約118億円)を調達したと発表した。

今回の調達には、同社の既存出資元のSignalFireやGLP Capital Partners、グーグルベンチャーズらも参加し、戦略パートナーであるVolvo Group Venture Capitalも新たに少額を出資した。フロック社は今後、トラック運行の効率化を目的としたシステムを拡大していく。

この分野のスタートアップの大半は、デジタル運送ネットワークを作ろうとしているが、フロック社は同じ方向に向かうさまざまな貨物を一カ所に集約することで、輸送の効率を高めようとしている。

その目的は、道路を行き交うトラックの台数を減らし、燃料やターミナルのメンテナンスコストを節約することだ。

「当社は、貨物輸送をより効率的にする新しい出荷モード(共有トラックロード)をテクノロジーで実現する」と、フロック社を2015年に設立したCEOのオレン・ザスランスキーは声明で述べた。

フロック社は、特に小さな都市向けの貨物を統合することで、より多くの顧客に効率的なトラック輸送を提供しようとしている。ここで課題となるのは、トラックの効率的なマッチングであり、ここにはデータの分析能力が必要となる。

同社はこれまで8時間を要したマッチング作業を1分未満にまで短縮したという。フロック社の特許申請中のアルゴリズムは、輸送ルートを最適化し、温室効果ガスの排出量を最大40%削減することが可能だという。

フロック社は先月、トラック貨物の未使用スペースに対して荷主に払い戻しを行う「インスタント・プレベート(Instant Prebate)」というインセンティブを開始した。同社はこの仕組みを活用して、スペースが余っているトラックを見つけ出すことが可能になる。

ブルームバーグが関係者の話として伝えたところによると、フロック社の企業価値は約5億ドルとされたという。今回のディールの一環として、ソフトバンクのビジョンファンドのマネージングパートナーのErvin Tuが、フロック社の取締役に就任するとされている。

編集=上田裕資

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