ビジネス

2021.01.18

10のアプローチから見る、グーグルとアップルの「ことごとく違う思想」

GAFAの中でも互いの距離が近い印象の2社だが────。

スマホ、スマートホーム、クラウドサービスなど、多くの分野で世界レベルで覇権を競っているのがシリコンバレーの巨大テクノロジー企業、GoogleとApple。

時価総額ランキングでも常に上位にランキングし、ビジネスモデルの側面ではかなり共通点がありそうなこの2社。しかし実はさまざまな側面でかなり異なる戦略を取っている。

GoogleとAppleにおけるデザイン、組織、カルチャー、マーケティングなど10の項目に対してのアプローチの違いを画像で表現してみた。


1:意思決定方法


Google: ユーザーが欲しいと思っているものを作る

Apple: ユーザーが欲しいはずのものを作る


「Appleはユーザーが欲しいとまだ気づいていないプロダクトを作ることが多い」

 

2:R&D手法


Google: リサーチよりも開発重視

Apple: 開発よりもリサーチ重視


「Appleはハズレが少ない要因」


3:デザインの一貫性


Google: 見た目の統一性を実現

Apple: 体験の統一性を実現


「Googleのアイコンが似すぎてる問題発生」


4:プロダクト事前告知


Google: プレスリリースやティザーサイトで告知

Apple: 告知なし


「Appleはジョブスの時代から直前まで極秘にするのが恒例」
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文=Brandon K. Hill(CEO of btrax inc.)

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