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テルアビブに本拠を置く「Firebolt」は12月9日、3700万ドル(約38億円)を調達し、クラウド型データウェアハウスの機能開発と販売強化を図る方針を明らかにした。Fireboltは2018年に設立され、3カ月前にクラウド型データウェアハウスをリリースした。

同社の製品は、高速でインタラクティブな分析が可能なアナリティクスのほか、テラバイトやペタバイト規模のデータを、競合製品よりもリソースの消費を抑えて処理できることが特徴だ。

クラウド型データウェアハウスは、現在最もホットな市場の一つだ。業界リーダーであるSnowflakeは、9月に株式上場を果たしたが、これは今年最大のIPOとなった。Snowflakeは、2年前の資金調達ラウンドにおける評価額が35億ドルだったが、現在は1000億ドル近くに達し、一時はIBMを上回った。

現在、Fireboltの従業員数は50名強だ。彼らは、データ分析の処理速度と効率性で革新を起こし、大規模なデータベースを持つユーザーを主なターゲットにしたいと考えている。これまで、テラバイトやペタバイト規模のデータを処理するには、長時間を要していた。

「既存のクラウド型データウェアハウスは、レイテンシに課題があった。競合製品は、スケールや弾力性などの重要な問題の解決に専念してきたが、それ以外については何年も前から変わっていない」とFireboltの共同創業者でCEOのEldad Farkashは話す。

Fireboltの創業メンバーは、かつてビジネスインテリジェンス企業「Sisense」を設立し、ユニコーンに育てた経験を持つ。彼らは、当時からデータ分析の処理速度と効率性を向上することを目指していた。

競合はIPOで注目のSnowflake


「Snowflakeと異なり、我々は効率的だ。人々は、我々の製品が少量のデータしかダウンロードしないことに驚くが、その秘訣は、データを我々独自のフォーマットに変換することにある」とFarkashは話す。

分析処理を高速化する鍵は、データを新しいフォーマットと構造に変換することにあり、クエリが発行された際にダウンロードするデータ量を最小化することが可能なのだという。これにより、ユーザーはデータ分析のコストを下げると同時に、クラウドリソースに対する投資リターンを上げることができる。

編集=上田裕資

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