I am Press Gazette's Transport Journalist of the Year, 2018

Photo by Alexander Koerner/Getty Images

世界の多くの国は、ガゾリン車やディーゼル車を減らし、その代わりに電気自動車(EV)を増やそうとしている。しかし、スコットランド政府は全ての自動車を減らす目標を立てている。

スコットランド政府はアメとムチの両方を駆使し、今後の10年で20%の自動車を削減しようとしている。

「これほど野心的な目標を掲げる政府は、世界のどこにも存在しないだろう」と、政府内閣で環境を担当するロザンナ・カニンガム長官は述べている。

スコットランド政府は以前、2030年までに炭素排出量を1990年のレベルから66%削減するとの目標を立てていたが、12月16日に発表した新たなプランでは、その目標をさらに推し進め、75%削減すると宣言した。

「スコットランドは、世界で最も野心的な環境法案を制定した」と、カニンガム長官は述べた。「我々が定める2030年の目標値は、気候変動に関する政府間パネルで提唱された目標値のさらに先を行くものだ」

カニンガム長官は、今回の野心的目標を達成する上では大きな社会変革が必要になり、極めて困難な課題が含まれていることを認めている。この計画については「自動車を運転する人々に対する戦争だ」との声も浮上した。

スコットランド政府は、都市間のサステナブルな交通リンクの「アクティブ・フリーウェイ」の創設の支援に向けて、5000万ポンドを投資すると発表した。これは、今年初めに発表されたウォーキングやサイクリングを支援する予算の5億ポンド(約700億円)に加えてのものだ。

計画を実行に移す上で、カニンガム長官は英国や世界の国の協力が必要になると述べた。スコットランドのグラスゴーでは2021年11月に、気候変動の国際会議COP26が開催される。

「COP26の開催に向けて私たちは、この国のスピリットとコミットメントを世界に伝えていかねばならない」とカニンガム長官は述べた。

編集=上田裕資

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