プレゼンの達人が実践する、ソリッドな人脈をつくるフェイスブック整理術

圓窓代表の澤円氏 写真:Yayoi Arimoto


──そんな新しい時代を迎えるにあたり、整理しなければならないこと、捨てるべきことはどんなことでしょうか。

何も生まない、惰性でやっていたすべての仕事は捨ててしまってよいでしょう。たとえば、会議の90%は不要だと思います。

会社や組織の存在だけが理由の人間関係もしかり。同僚=時間を共有する価値のある相手とは限りませんよね。新時代は「人間関係をすっきりさせる最高の時代」になると思っています。

──フェイスブックの友達は上限が5000人ですが、その中で入れ替えるなどの整理をされてるのですか。

まさに今その作業中なのですが、やり取りして面白いと思えるかどうかをベースに決めています。それはつまり、世の中を面白くする原動力になり得る人間関係かどうかということです。また、自分側が一方的にギブするだけの存在にならないかどうかという点にも気をつけています。


写真:山形悟

──具体的にフェイスブック上の人脈リストをどのように使っているのでしょうか。

フェイスブックは、相手の近況を知って何か一緒に企める状態かどうかを知る手段としてはとても有効に使えるツールだと思っているので、本人とメッセージやコメントでやり取りしたことがない場合には、フォローしてもらう形に変えています。

──つながっている方たちとのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

フラットであること。基本は何事にも感謝するようにすること。怒りを持ったやり取りをしないこと(何度か失敗した経験もあるので)。

──最後に、来年に向けた展望についてお聞かせください。

徹底的に人生を楽しみつくす。やりたいことに時間を使い、やりたくないことを徹底的に減らす。数多くの大好きな人たちに対してもっと多くのギブをし続け、世の中をもっと面白くするためにパワーを使う。時間や場所にとらわれずに自由気ままに生きていきたいと思っています。

文=谷本有香

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