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カリフォルニアを拠点とするテック系スタートアップ「アイファイ(AiFi)」が先ごろ、上海で4店目となる最大規模の自動ストアをオープンさせた。

スティーブ・グー(Steve Gu)とイン・ジェン(Ying Zheng)が創業したアイファイは、ポップアップストアからスーパーマーケットまで、あらゆる規模とサイズの店舗に応用できる自律型コンピュータビジョン技術を専門としている。

アイファイはこれまでに、米国で展開する食料雑貨店チェーン上位10社のうち5社と提携を結んでいる。最も有名なところでは、オランダの食品販売大手アルバート・ハイン(Albert Heijn)と提携してアムステルダムのスキポール空港で2019年に開店した無人ナノ・コンビニエンスストアがニュースの見出しをにぎわせた。

アイファイは最近、「プレシリーズB」資金調達ラウンドの一環として1450万ドルを調達した。このラウンドには、クアルコム・ベンチャーズ、サービン・ベンチャーズ(Cervin Ventures)、トランスリンク・キャピタル(TransLink Capital)のほか、新規出資者であるプラム・アリー(Plum Alley)が参加した。アイファイは2016年の起業以来、総額3000万ドルを調達している。

世界最大の自動ストアと目される広さ4000平方フィート(約372平方メートル)の新店舗は、ハイブリッド形式のコンビニ型スーパーで、食肉からスナックまで、2000SKU(Stock Keeping Unit:最小管理単位)を超える商品をストックし、AIによる自動会計と、人間が行うレジ会計の両方に対応している。

この新店舗はアイファイにとって、上海で4店目となる。中国には多くの競争相手がいる。ピークとなった2017年末までに、中国では200店近い無人コンビニエンスストアがオープンし、2020年には市場規模は合計で33億人民元(約524億円)に達すると予想されている。とはいえ実際には、目新しさが薄れるのに伴って、そうした無人ストアの多くが1年も経たないうちに閉店している。

ハイブリッド形式の店舗は、アイファイアプリを使った自動会計を可能にすると同時に、手助けややりとりを好む客のために、レジでも会計できるようにつくられている。買い物客に、自動ソリューションに少しずつ慣れてもらうための設計だ。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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