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最先端の経済誌「Forbes JAPAN」の記事紹介


13年、エレットは新しいタイプのヘアカラー会社のアイデアをトゥルー・ベンチャーズの共同創業者ジョン・キャラハンに打ち明けた。マディソン・リードはシードラウンドでトゥルー・ベンチャーズから400万ドルの資金調達に成功。さらに、エレットはスペシャルアドバイザーとしてトゥルー・ベンチャーズに参加することになった。

エレットが、実店舗でもディスラプションのチャンスがあると考えたことで誕生したのが、カラー・バーだ。カラー・バーでは、通常のサロンより短時間で手頃な価格でサービスを受けられる。さらに、月額55〜60ドルの会費を払えば、何度でも根元のリタッチカラーの無料サービスが受けられる。

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最近のマッキンゼーレポートは、ヘアサロンに顧客が戻るのにはまだ時間がかかるが、今後もヘアサロンに通いながら、オンラインでのヘアカラー購入を続ける人が増えると見ている。だとしても、マディソン・リードには大した問題ではない。マディソン・リードのサロンで使っているのは自社製品のみであり、顧客はサロンでも自宅でもマディソン・リードのカラーリングができるのだから。


マディソン・リード◎2013年創業。アンモニアなどを使用しないハイクオリティなヘアカラー剤を提供する。カラー剤のオンライン販売のほか、プロのヘアカラーリストによるカラーリングが可能な店舗「カラー・バー」を展開。コロナ禍では急きょ、オンラインヘアカラー講座「ハウス・パーティ」を開講。メンズ市場にも前倒しで参入した。

エイミー・エレット
◎マディソン・リード共同創業者兼CEO。「バンカーズ・トラスト」に10年間在籍後、投資顧問会社「スペクトレム・グループ」のCEO、オンライン証券会社「Eトレード」の資産運用部門の最高責任者を歴任。01年のEトレード退職後、レズビアン向け旅行会社「オリビア」のCEO、ベンチャーキャピタルなどを経て、13年にマディソン・リードを創業した。

文=ヘレン・A・S・ポプキン 写真=ギャビー・ジョーンズ 翻訳=岡本富士子/パラ・アルタ 編集=森 裕子

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