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2020.12.15

【12月第2週資金調達まとめ】グローバルソーシング事業のモンスター・ラボが30億円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、12月2週目の“注目のトピック“として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

モンスター・ラボ


調達額:30億円
調達先:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ

国内約300名、グループ約1200名のエンジニア・クリエイター集団として、世界の最適な場所の最適なリソースを提供するグローバルソーシング事業を世界16カ国27都市で展開している企業。

同社は最先端のテクノロジーを活用したプロダクトを提供している。

音楽事業では、世界中の500万曲から厳選した業界最多である1000以上のチャンネルの中から店舗の雰囲気に合った音楽を月額で配信する「モンスターチャンネル」などを展開し、事業内容は多岐にわたる。

また、飲食業界向けの注文プラットフォームである「koala」を提供している。

2020年12月にはJIC ベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資により、約30億円の資金調達を実施。

今回調達した資金は事業の顧客価値向上を目指し、サービスを拡大させることで、各産業分野の顧客のデジタル化を加速させ生産性向上の社会課題の解決を図る方針だ。

ココン


調達額:19億5000万円
調達先:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ / YJキャピタル / ディープコア / 三菱UFJキャピタル / 千葉道場 / 大分ベンチャーキャピタル / 東京理科大学イノベーション・キャピタル
備考:新株予約権付社債の発行

データ経済の核となるAI・Automationとデータを守るサイバーセキュリティの2つを中心に事業を展開するスタートアップ。

サイバーセキュリティ事業ではセキュリティ診断やIoTの可視化を行う検索エンジンの開発、情報漏洩後の監視、暗号技術の社会実装などを提供する。

AI・Automation事業では特に小売・物流・需要予測などの分野に強みを持ち、AIを活用した業務効率化に取り組んでいる。

事業では人間性・社会性・経済性・革新性など、様々な観点から検証された高いレベルでのデザイン・アウトプットにより社会へ実装を行う。

2020年12月、新株予約権付社債の発行によって資金調達を実施。

今回の調達によってサイバーセキュリティ領域における優秀なエンジニアの採用、研究開発やプロダクト開発、マーケティング、M&A等に活用し、企業価値の向上を目指す方針。
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文=STARTUP DB

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