昨年、ラージ(41mm径)とスモール(36mm径)という2つのケースサイズによる全10モデルを引っさげて華々しいデビューを飾った大物新人だ。
そのファミリーに新たに仲間に加わった、シリーズ初のクロノグラフ「アルパイン イーグル XL クロノ」の全貌に迫る。
「アルパイン イーグル XL クロノ」のスケッチ図。
自社開発のステンレススチールが備える3つの長所
メンズ&レディスの腕時計、さらにはジュエリーまで手広く展開するショパールの歴史において、スポーツウォッチが初めて登場したのは1980年に発表された「サンモリッツ」にまで遡る。
「アルパイン イーグル」とは、「サンモリッツ」の再解釈から生まれたコレクションで、アルプスの豊かな自然に対する情熱と、そこに生息する鷲(イーグル)の力強さへの敬意が表現されている。
そして、ジュエラーとしての顔を持つショパールのケース&ブレスレット素材へのこだわりはハンパじゃない。
仕上げひとつでケースの表情は大きく変わる。
「アルパイン イーグル」を開発するにあたってショパールは約4年の歳月をかけて、ルーセント スチール A223と呼ばれる独自のステンレススチールを完成させた。
この新しい合金は、低刺激性の合金組成により皮膚との高い適合性、一般的なステンレススチールの1.5倍の磨耗耐性、ゴールドに匹敵する輝きと光度の実現という3つの特性を持つ。
硬度の高さから加工が大変難しいルーセント スチール A223だが、難題を克服することでケースとブレットには特別な輝きが加わる。同じくショパール自慢の18Kエシカルローズゴールドとも完璧な調和を果たす。
言うなれば、「アルパイン イーグル」とルーセント スチール A223は切っても切れない関係にあるのだ。
ラグジュアリーなクロノグラフ
最新作「アルパイン イーグル XL クロノ」は、新しい44mm径の大型ケース、フライバック機能を持つ3つの特許を取得したムーブメント「Chopard 03.05-C」を備え、「アルパイン イーグル」の第3の翼として早くも注目を集めている。
「アルパイン イーグル XL クロノ」ルーセント スチール A223ケース、44mm径、自動巻き、220万円/ショパール(ショパール ジャパン プレス 03-5524-8922)