【モルテーニ 東京 / 南青山】新感覚の和の表現に融け合う イタリア家具の逸品たち




Essence of Design
屈指のラグジュアリーインテリアブランドモルテーニの日本初の旗艦店が東京・南青山に誕生。
最注目デザイナー、パトリシア・ウルキオラが手がけた和の解釈を取り入れたモダンで上質な空間は必見だ。
高級家具ショップが軒を連ねる南青山エリアに、新しい名所が誕生した。1934年創業の、イタリアを代表するラグジュアリーインテリアブランド、モルテーニの日本初のフラッグシップショップである。


2フロア、約100坪の美しい空間をデザインしたのは、当代きっての人気を誇るスペイン人デザイナー、パトリシア・ウルキオラ。なかでも白眉は、2フロアを貫く高さ7mの吹き抜けに配された国産杉製のウッドゥンウォール。大の親日家という彼女が、京都・光明院の丸窓からインスパイアされてデザインしたもので、窓外の根津美術館の緑も相まって、新たな和のコンテンポラリー空間をかたちづくっている。
1階のエリア間を仕切るユニークなガラス製の「ジオ・ポンティ スクリーン」は、モルテーニと関係の深い巨匠ジオ・ポンティへのオマージュとして彼女がデザインしたもの。幾何学模様や大理石などのモチーフが立体的に交差し、空間に明るいダイナミズムを加えている。
もちろん名作&新作家具の数々も必見だ。ウルキオラやポンティはももちろん、アルド・ロッシ、フォスター+パートナーズ、ロン・ジラッドなど、巨匠&気鋭による逸品が美しくレイアウトされている。
青山家具散策のお気に入りに、加えておくべき1軒といえそうだ。


MOLTENI&C TOKYO
店内の各種収納システムは細かいピッチでのオーダーメイドが可能で、自宅のサイズに合わせていかようにも組み合わせられる。スライドドアがゆっくりと閉まるアクションの優美さは、ぜひ店頭で体験を! なお照明はフロス、AV機器はバング&オルフセンのものを展示。

●東京都港区南青山6-4-6 Almost Blue B棟1F 
☎03-3400-3322
(営)11:00~19:00 (休)水・祝

この記事は 「Forbes JAPAN No.11 2015年6月号(2015/04/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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