年間100回以上のキャンプをこなすスタイリストの平 健一さん曰く、「まず最初にスリーピンググッズを準備すべき」らしい。
確かによくよく考えてみれば、大自然の不慣れな環境で寝具の準備を怠ると、夜に安心して寝付くことができず、翌日に疲れが残って、楽しいキャンプが台無しになってしまうかも。
そこで、まずは平さんにキャンプ用のスリーピンググッズについて、目利きのポイントを押してもらった。
スリーピンググッズで見るべき「基本のキ」
その1:寝袋は快適性を重視せよ
「寝袋であれば何でもいいというわけではありません。季節や寒さによって、寝袋の耐性温度などをよくチェックしましょう。また、楽に寝るにはストレッチ性のあるタイプを選ぶといいですよ」(平さん)
その2:マットやコットはいいものを
「初心者キャンプの失敗あるある第一位は、マットがなかったり、地面の冷たさと凸凹で眠れなかったというもの。辛い経験をしてから、いいマットを買い行く人がほとんどです(笑)。なので、寝袋とともに、まずはマットやコット(簡易ベッド)を購入。そして、必ず良いものを買ってください。ただ、コットだけだと寒さや冷えは防げないので、夏以外はコットの上にマットを敷くことをオススメします」(平さん)
その3:枕にも気を使おう
「枕は、登山ならスタッフサックに洋服を詰めて代用したりもしますが、キャンプなら荷物を気にせず、エアで膨らむものや収納性の高いものを選ぶと、より快適な睡眠を取ることができます。購入後は一度、自宅のベッドで使ってみましょう」(平さん)
以上を踏まえて、アウトドア専門店「オレンジ」のマネージャー・堀西晃弘さんにオススメのアイテムをピックアップしてもらおう!
①寝具もナンガが安心=ナンガ「アルピニスト600」オレンジ別注
各1万5800円/ナンガxオレンジ(オレンジ 0736-20-1329)
こだわりの羽毛でお馴染みのナンガのシュラフ(寝袋)は、長年キャンパーや登山家たちの睡眠を支えてきた。
「オレンジ別注のアルピニスト600は、羽毛ではなく化学繊維なので、ダウンと比較してやや重量が増えますが、それでもわずか1kg。お買い求めやすい価格ですが、-6℃まで対応できるので、極寒以外では大活躍。最初のシュラフにオススメです」(堀西さん)
さすがの防寒性で、冷えが気になる顔まわりにもドローコードを装備し、自在に絞りを調整可能。また、ファスナーは内外どちらからも開閉することができ、一部蓄光素材を使用しているので、暗いなかで使用するときも安心。
収納後のサイズも20x29cmと、コンパクトにまとまる設計も魅力的だ。