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クリステル・ロハウト(C)Codi

自宅をコワーキングスペースにするというアイデアは、新型コロナウイルスのパンデミックのさなかでは、少々受け入れがたいものかもしれない。しかし、「Codi」という名のスタートアップは、その実現を目指している。

CodiのCEOであるクリステル・ロハウトによると、「80%の人がオフィスに戻りたくない、通勤したくないと考えている」というが、同社はその2つのニーズを叶えようとしている。彼女は、フォーブスの30アンダー30の2021年版に選出された。

2018年設立のは、WeWorkのようなコワーキング業界の大手に代わる、消費者向けプラットフォームとして始動した。WeWorkは主に都心部に立地しているが、「米国人の99%は、オフィスやコワーキングスペースから3マイル以内に住んでいない」 と、26歳のロハウトは言う。一方、Codiはどこでも新しいスペースを開くことができる。

彼女はパンデミック後に、事業モデルをB2Bに変更し、従業員をオフィスに戻したくない企業向けのサービスにピボットした。

Codiのコンセプトは、小さなアパートに住んでいたり、家が大家族でごった返しているワーカーにとっては特に魅力的だ。一方で、部屋のオーナーにとってのメリットはごく単純で、住宅ローンや家賃の支払いに充てるための余分なキャッシュを稼げる。

Codiは2018年のプレシードラウンドで165万ドルを調達し、先日はさらに540万ドルを、NFXやUrban Innovation Fund、ANIMO Venturesなどから調達。評価額は2000万ドルとされた。まだ初期段階にある同社は、ニューヨークとサンフランシスコで数百のホストを抱えている。

パンデミックを受けて、同社は各拠点での密接な接触を減らすため、特別な措置を講じている。「当社の拠点には、通常であれば美しいオープンテーブルがあり、6人程度の人々が集まって会話を楽しめる。しかし、今は最大2〜3人のキャパシティに抑えている」と、Codiの成長責任者のカレン・マクアパインは話した。それでも、マスクをしていても、屋内スペースのシェアが、完全にリスクのないものになるかどうか不明だ。

今は、コワーキング企業には難しい時代だ。WeWorkは著しく企業価値を下げた後、事業の立て直しに苦戦しており、Knotelのような小さな企業も規模を縮小している。

しかし、フランス育ちでカリフォルニア大学バークレー校で都市計画の修士号を取得したロハウトは楽観的だ。「私たちは、コミュニティに変革をもたらそうという思いに駆られている。人々が暮らしている街のすぐ近所に、仕事のハブを生み出していきたい」と彼女は語った。

編集=上田裕資

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