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フランスのビジネスソフトウェアのスタートアップ企業「ピグメント(Pigment)」は12月初旬、総額2500万ドル(約26億円)の資金調達を実施したと発表した。同社はシードラウンドで350万ユーロを調達し、先日のシリーズAでさらなる資金を調達した。

同社のシリーズAを主導したのはブロッサム・キャピタルで、FirstMark Capitalのほか、ビジネスソフト大手Anaplan の元CEOのPaul Melchiorreや、ワークデイの元CTOのDavid Clarkeらもエンジェル投資家として参加した。

ピグメントのソフトウェアは予算や事業計画、人事など、企業がビジネス戦略を磨く上で必要なあらゆるタイプのデータを把握可能にする。同社を創業したのは、アドテクノロジー企業「クリテオ(Criteo)」の共同創業者のロメイン・ニッコリ(Romain Niccoli)と、元Indexの投資家のエレオノーレ・クレスポ(Eléonore Crespo)の2人だ。

「ピグメントは、企業内の意思決定者が戦略を練る際のあらゆるプロセスに有効だ」と、同社のCEOを務めるクレスポは言う。「次の四半期に20%の成長を狙う場合、どうすればいい? その時期の損益はどう予測できる? といった様々な疑問に対する答えを導き出せる」

共同CEOを務めるニッコリは、ピグメントが既存のビジネスインテリジェンスツールに少し似ていると話すが、大きな違いとしては、過去のデータを見るだけではなく、将来を予測しようとし、ユーザーが実際に物事を計算できる点にあると述べた。

「我々はまず財務データから始めて、それが将来的に製品にとってどのような意味を持つのかを分析する」

10月下旬から始動したピグメントは、既にヨーロッパの大手銀行1行に加え、IPOを実施したばかりの企業を含む6社の顧客を抱えている。

ニッコリとクレスポが出会ったのは数年前のことだ。その当時、Index Venturesの投資家だたクレスポは、ニッコリが共同創業した相乗りサービスの「Less」の取締役会に加わったのだった。Lessはその後、2018年に同業のブラブラカー(BlaBlaCar)に売却された。

ニッコリはそれ以前に、2013年に上場したアドテクノロジー企業Criteoを共同創業し、CTOを務めていた。

シリーズAを主導したブロッサムの創業者のオフィーリア・ブラウンは、ピグメントが非常に役立つプロダクトであり、スプレッドシートを置き換える存在だと述べている。

「私たちは、ピグメントのモデリングと予測機能に注目し、企業の様々なプロセスを根本的に改善するものだと考えた。企業という組織は、常に動き続けており、入ってくるデータに応じて継続的な調整を行う必要がある」とブラウンは話した。

「社員たちが、データを入手する際に様々な部署を経由しなければならないのは、非常に効率が悪い。ピグメントは膨大な量のデータを処理可能で、企業における情報共有を劇的に改善してくれる」と別の投資家は話した。

編集=上田裕資

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