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2020.12.13 12:00

海外で無名のなんともったいないことか。「スバル・レヴォーグ」最優秀車賞


僕はこういう状況に疑問を感じている。一番良いものを国内で独占しているなんて、ちょっと島国根性じゃないのか、とスネちゃうなあ。やはり、海外でもスバルの一番美味しい技術を味わって欲しいからね。

話によると、スバルは新型レヴォーグの欧州進出を検討してはいるようだけど、導入時期はまだ明らかになっていない。また、新開発の1.8Lターボエンジンは、旧型の2.0Lターボ車の296psをかなり下回る177psなので、欧州に導入されても、果たして「パワー不足」と苦情が出るかも知れない。

新設された4つの賞も納得のラインナップ


ところで、今回、インポートカー賞の他に、デザイン賞、パフォーマンス賞、テクノロジー賞、そして軽自動車のKカー賞という特別賞が新設されたので、日本COTY賞はついにグローバル基準になったような気がする。

インポートカー賞をゲットしたのは多くの選考委員が高く評価したプジョー208。デザイン賞に輝いたのは、マツダMX-30だ。

プジョーe208

マツダMX-30

しかし、MX-30は国によって、解釈が全く違う。欧州では、MX-30というと、マツダ初の電気自動車を意味するけど、面白いことに日本のデザイン賞を獲得したのは、ガソリン・ハイブリッド仕様だ。なぜなら、同車のEV仕様は1月にならないと、国内のラインアップに追加されないから。

パフォーマンス賞部門はBMWアルピナB3、テクノロジー賞には最新EVのアウディe-tronスポーツバック、そして、Kカー部門は日産と三菱が共同開発した日産ルークスと三菱eKクロスが受賞した。

BMW

audi e-tron

僕が一番高く評価したレヴォーグがイヤーカーを獲得できたことはとても嬉しいかった。でも今年は海外へ試乗に行くこともできなかった。来年は、ワクチンがどんどん出回ることによって、国内外でもっと自由に新車に乗れる状況になることを祈る。

文=ピーター ライオン

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