デザイナー的マインドセットとは
では、“デザイナー的マインドセット”の実態は何であろうか?これはデザイナーの人たちが普段問題解決を行う際に利用している考え方やプロセスを元にしている。感覚的には下記の要素になるだろう。
[デザイナー的考え方]
* クリアにコミュニケーションを行なう
* 正しいものを正しいところに
* 自由な発想からスタート
* 制限をクリエイティブの源に
* 顧客/ユーザー視点で考える
* 仮説 > コンセプト > プロトタイプ > 検証 > 改善のプロセス
* 失敗から学ぶ
* 心地よさを優先する
* ロジックと感覚の両方を活用
* 分かりやすく使いやすくを優先
* Less is more
* 相手の気持ちを理解する
* 細部にこだわる
* 本当の目的を見つけるために自問自答する
* 一つの問題に対して複数の解決方法を考える
* 前例のとらわれずに未来を考える
* 全ては世の中をよくするために
* 企業の利益よりユーザーのメリットを優先
デザイナーの究極的な役割は未来を作り出すこと
今後もデザイナーに求められる領域がどんどん広がり、ビジネスにおけるデザインの重要性も拡大する中で、これからは“デザイン”がデザイナー職以外の人にも必要なマインドセットとなっていく可能性も高い。
重要なのは、ユーザーニーズの理解、そこから導きだされる仮説、コンセプト作成、検証、改善のプロセスを通じた未来を作り出す考え方で、今までの過去のデータとロジックだけに頼ったビジネスのプランからは現在存在していない新しいサービスを生み出すことはほぼ不可能になるだろう。そこに必要になってくるのが“デザイン”の役割である。
※この記事は、btraxのブログFreshtraxから転載・編集されたものです。
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