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3. DESIGN:経営に対するデザイナー的考え方


そして最近アメリカ西海岸を中心に最も話題になっているデザインが、この全て大文字のDESIGNである。このタイプのデザインは見た目の美しさよりも、概念的側面が強く、主に経営や問題解決のプロセスとしての役割を果たす。それゆえに、ビジネスの結果に対するインパクトも非常に大きい。その守備範囲が広くなり、役割も増えたために、広い意味でのデザインとも称される。

種類としては───、

●サービスデザイン
●UXデザイン
●デザイン思考

などが代表的。これらの広義でのデザインの特徴は───、

* ユーザー選定が重要
* リリース後からが勝負
* ビジネスとデザインの融合

ここにきてまたユーザーの割り出しがとても重要になる。というのも、“デザイン的考え方でビジネスを成功させる”がゴールとなるDESIGNにおいては、主役は企業ではなく、あくまでユーザー。したがって、どのようなユーザーにどのようなニーズがあるのかという、ユーザー中心の考え方が求められる。

それも一つ目のdesignではユーザーの年齢や性別などの属性でざっくりとターゲットを定めていたのに対し、ここでは商品やサービスが利用されるシーンや体験を設計する。誰がだけをターゲットにするわけではなく、どの様なシーンで利用されるかをしっかりと想定する。

そして、ビジネス的価値を生み出す際に最も重要なのが、プロダクトのサービス化。言い換えると、ビジネスの勝負は商品を売ってから始まる。良い例えばスマホ。購入後も定期的にOSがアップデートされ、ユーザーに価値を提供し続ける。コネクテッドカーのTeslaも同様のコンセプトでデザインされている。いわゆる、モノから体験のビジネスモデルを作り出すのがDESIGNの役割でもある。

テスラの車の写真
photo by shutterstock.com

最終的なゴールがビジネスへの貢献であることから、デザインとビジネスの融合を行うことが目標となり、経営陣に対しデザイナー的感覚のインストールをインストールし、ユーザーにより良い体験を提供することで、企業の成長を生み出す。これは元々Appleが得意としてる手法でもある。

デザイナーとしてのスキルを身につけるかマインドセットを持つか


ここまでデザインの領域が広がった今、いきなり全てのデザインを網羅するのは難易度が高い。その一方で、まずはデザインを活用するその目的を理解することで、自分が必要なデザインの役割を見つけることができるであろう。必ずしもデザイナーを目指していなかったとしても、デザイナー的マインドセットを持つだけでも、様々な仕事に活用することができるだろう。

文=Brandon K. Hill(CEO of btrax inc.)

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