ビジネス

2020.12.22

デザイナー出身の経営者が少ない日米差は、営業職の価値にある?

米国の名だたる企業の経営者にデザイナー出身者は多い。


スタートアップの中心地域にデザイン会社も密集している


ちなみに我々ビートラックスのオフィスのあるサンフランシスコからは多くのスタートアップが生まれている。下記がそのスタートアップのMapである。

サンフランシスコ市内のスタートアップMap

サンフランシスコのスタートアップの分布

次に、もう一つのマップを紹介したい。これは、市内にあるデザイン会社のMapである。

サンフランシスコ市内のデザイン会社Map

サンフランシスコのデザイン会社の分布

そう、スタートアップが密集しているエリアとデザイン会社のオフィスの分布が似通っている。これは決して偶然ではない。“多くのスタートアップがデザイン会社とコラボしている”のだ。

そうすることで、プロダクトのデザイン性が高まり、世界有数のスタートアップが生み出されるという仕組みができている。デザイン会社のトップがスタートアップの取締役として参画しているケースもある。

これからは経営陣にもデザイン的感覚を


DXやイノベーションを促進することが急務になっている日本企業も、これからはデザインバックグラウンドを持つ人材の積極採用、経営陣への抜擢、そして外部デザイン会社とのコラボを通じて、世界的にも競争力の高いプロダクトを生み出すことが求められるだろう。

経営陣たちもデザイン的感覚を身に付ける必要がある。

逆に言うと、デザインを上手に経営に活かすことができれば、世界有数の企業に名前を連ねることも不可能ではないということだ。


※この記事は、btraxのブログFreshtraxから転載・編集されたものです。
※過去の配信はこちらから。

文=Brandon K. Hill(CEO of btrax inc.)

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