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2020.12.12 15:00

酒米「あまり」の窮状をOisixが支援。山田錦を使ったリゾットが手軽に楽しめる

「大人から子供まで楽しめる!酒米リゾットセット」(盛り付けイメージ)

安心安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地が手掛ける食品宅配サービス「Oisix」は、新型コロナウイルス対策で、外食や観光時の需要が減ったため国内外の出荷量が大幅に減少している日本酒の現状を受け、原料となる酒米「山田錦」の余剰米を家庭でおいしく食べられるオリジナルメニュー「酒米リゾット」を商品化、販売を開始する。

1日も早い感染の終息を願うとともに、不安や不便を感じている顧客、ならびに生産者の役に立つよう、サービスを通じた取り組みを推進していく。

日本酒の出荷量が大幅減 酒米あまりが拡大


新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により、業務用の日本酒を中心に国内出荷量が減少、輸出も大幅に減少していることから、令和2年(2020年)産の酒造好適米(酒米)については全体需要量が令和元年(2019年)産の生産量の▲23千トン(▲24%)と、大幅な供給過剰となると見込まれている。その結果、来年の需給均衡のため大幅な生産抑制が必要と考えられている(農林水産省 令和2年度酒造好適米等の需要量調査結果 酒造好適米の全体需給の推計より)。

減産を余儀なくされた酒米農家の収入が減ると、高齢化に悩む多くの生産者の中から離農する方が増え、耕作放棄地も増えるのではないかとの危惧もある。

酒米の特徴を活かしたら、手軽においしいリゾットが


酒米の中心には「心白」という、米の中心の白濁している部分があり、心白の中は隙間が多く、日本酒を作る際はそこに麹菌が根を伸ばし、強い糖化力のある米麹ができあがる。

この酒米の特徴を活かし、リゾットにすると、スープが染み込みやすく、しかも15分ほどの短時間で手軽に調理できることが分かった。

遠く昔から続く「日本酒文化」の根本である「酒米」作りが途切れないよう、そしてこれからもずっと続くよう、子供から大人までいっしょにおいしく楽しめる味付けをした兵庫県西脇市産の山田錦に、Oisixオリジナルの調味料を添えた「酒米リゾットセット」として、急遽販売することになった。

トマトやきのこ、チーズと合わせる、など好みのアレンジで楽しむこともできる。



アレンジレシピの例
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PR TIMESより

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