日本の豪華ホテルがオープンラッシュ。外国人が勧める注目の最新ホテル8選

東京のパノラマビューを一望するダイニング『ヴェルテュ』


3. Zentis Osaka(ゼンティス大阪)


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ゼンティス大阪のメインダイニング「UPSTAIRZ(アップステアーズ)」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で遅れたものの、「Zentis Osaka(ゼンティス大阪)」は7月に華々しくお目見えした。堂島浜のリバーサイドにたたずむこの16階建てのホテルは、パレスホテルグループの新ブランドの一号店となる。

内装はイギリスの世界的インテリアデザイナーのタラ・バーナード率いる<タラ・バーナード&パートナーズ>が担当し、スイートは日本の弁当箱から発想を得たデザインになっており、青い石灰岩でできた中央階段などのパブリックスペースは大阪の都市景観に敬意を表した設計になっている。

ホテルの四方を囲む緑は “都会のオアシス”という雰囲気を演出している。東京・中目黒のミシュラン一つ星レストラン「CRAFTALE(クラフタル)」の大土橋慎也がエグゼクティブシェフを務め、2階の大部分を占めるメインダイニング「UPSTAIRZ(アップステアーズ)」はダイニングルームとオープンキッチンが一体化しているオールデイダイニングだ。

ラウンジでは軽食とアフタヌーンティー、バーでは日本産ウィスキーと季節のカクテルが楽しめる。

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ゼンティス大阪のロビーラウンジ


4. Four Seasons Hotel Tokyo at Otemachi(フォーシーズンズホテル東京大手町)


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フォーシーズンズホテル東京大手町の最上階にある屋内プール

9月1日、皇居にほど近い、東京の金融地区の真ん中に建つ39階建ての高層タワー<OTEMACHI ONE>の最上層フロアに「フォーシーズンズホテル東京大手町」がオープンした。アメリカ最大級の建設設計事務所<スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル>と世界的インテリアデザイナーのジャン・ミシェル・ギャシー率いる<デニストン>が手掛けたこのホテルは、サービスと健康増進と料理を通じて次世代の高級感を提供する。

和のエッセンスとホテルからの眺望を利用したインテリアの館内から、晴れた日には富士山を望むことができる。レストランとバーは4つ。そのうち3つはやはりギャシーの<デザインスタジオ・スピン>が手掛け、屋上テラスを含めてエグゼクティブシェフのマルコ・リーヴァのチームが腕を振るう。

木川欣宏の「PIGNETO(ピニエート)」とギヨーム・ブラカヴァルの「EST(エスト)」で舌鼓を打つもよし、「パリと東京の出会い」がコンセプトの「VIRTÙ(ヴェルテュ)」でカクテルを楽しむもよし。日本の風呂と20メートルの屋内プールを備える最上階の「ザ・スパ」でくつろぎのひと時を堪能できる。

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東京のパノラマビューを一望するダイニング『ヴェルテュ』
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翻訳・編集=黒木章人/S.K.Y.パブリッシング/石井節子

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