PRESS RELEASE

2020.12.09

フォーブス「世界で最も影響力のある女性100人」 日本からは小池知事

Getty Images

フォーブスは8日、今年で17回目となる「世界で最も影響力のある女性」ランキングを発表した。

今年はドイツのアンゲラ・メルケル首相が10年連続の首位となった。2位は欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁。3位には女性初、黒人初、インド系初の米副大統領となるカマラ・ハリスが初登場を果たした。

ハリスは10月に開かれた副大統領候補討論会で、マイク・ペンス現副大統領と対決。その際、ペンスが相手の発言をさえぎった回数はハリスの倍だった。ハリスはその度に「副大統領、今話しているのは私です」と切り返して発言権を奪還。このせりふは無数のミームを生み出し、全米の女性たちのスローガンとなった。

今年ランキング入りした世界のリーダーたちは、新型コロナウイルスのパンデミックが起きる最中で社会や各業界を改革してきた。米貨物運送大手UPSのキャロル・トメ最高経営責任者(CEO、11位)や米日用品メーカー、クロロックスのリンダ・レンドルCEO(87位)は必需サービスを提供。新型ウイルス検査の提供を率先して担ってきた米ドラッグストア大手CVSヘルスのカレン・リンチ次期CEO(38位)は、間もなく投入されるワクチンの世界供給を支援する予定だ。

今年のランキングでは、さまざまな世代に生まれた世界30カ国の女性たちが選出された。うち国家元首は10人、CEOは38人、芸能人は5人。日本からは唯一、東京都の小池百合子知事が63位に入った。

以下は、今年のトップ10に入った女性たち。ランキングの完全版はフォーブス英語版サイトで公開されている。

1位 アンゲラ・メルケル(独首相)
2位 クリスティーヌ・ラガルド(ECB総裁)
3位 カマラ・ハリス(次期米副大統領)
4位 ウルズラ・フォンデアライエン欧州委員会委員長
5位 メリンダ・ゲイツ(米慈善家)
6位 メアリー・バーラ(米GMのCEO)
7位 ナンシー・ペロシ米下院議長(米下院議長)
8位 アナ・ボティン(スペイン・サンタンデール銀行会長)
9位 アビゲイル・ジョンソン(米フィデリティ・インベストメンツCEO)
10位 ゲイル・ボードロー(米アンセムCEO)

翻訳・編集=遠藤宗生

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