ライフスタイル

2020.12.14 15:00

コロナ禍一色の2020年売れたものランキングに食い込んだのは、やはり鬼滅

yuoak / Getty Images


異色の6位・玩具メーカー菓子は「鬼滅の刃」関連、8位・プロテイン粉末は女性がけん引


コロナ関連のカテゴリーが上位に並ぶ中、異彩を放ったのが6位・玩具メーカー菓子。153%と大きく伸長した。玩具メーカーのおもちゃ付きの菓子が入るカテゴリーだが、国民的ヒット作品・「鬼滅の刃」関連の商品が原動力となり、大幅に販売金額を増やした。8位のプロテイン粉末は、隠れたヒットカテゴリーで139%。特に女性を中心に購入する人が大きく増加し、種類も大豆が主原料のソイプロテインが伸長した。コロナで外出や運動の機会などが減り、美容と健康を気にした層からの支持が大きかったようだ。
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●プロテイン粉末の性年代別の購入金額・購入率




家庭での食事機会の増加で、食品が軒並み絶好調。巣ごもり系カテゴリーが大幅増


コロナの影響で外出や外食が少なくなった影響もあってか、30位までには食品が多数ランクインした。9位の冷凍水産は家庭で手軽に魚貝類を取ることができ、主食との相性もいいこと、さらに長期の保存もきくことで人気を後押しした。保存期間が長いという面では、24位・冷凍農産、28位・フルーツ缶詰、30位・畜肉缶詰などもそういえるだろう。

またホットケーキやクッキーなどの材料となる10位・プレミックスや、12位・ホイップクリーム、15位・エッセンス類、18位・蜂蜜などは、外出自粛期間中に家でスイーツづくりをする流れをうけたもので、年間でも売り上げが伸びていることを考えると、一定数根付いたように見える。また主食類でもスパゲッティーなど大きく数字を伸ばしたものが出た。
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今までにないような動きを見せた、今年のランキング。世界がコロナに振り回されたのを象徴するような結果になった。衛生系など売り上げが大幅に伸びたカテゴリーがある一方で、マスクや外出の減少など新しい生活様式の中で販売で苦戦したカテゴリーもある。その上位30カテゴリーも近日中に発表する。

●使用したデータ/関連プラットフォーム

【SRI®(全国小売店パネル調査)】 


国内小売店パネルNo1* のサンプル設計数とチェーンカバレッジを誇る、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア、ドラッグストア、専門店など全国約4000店舗より継続的に、日々の販売情報を収集している小売店販売データ。
* 2019年3月現在
※SRIでは、統計的な処理を行っており、調査モニター店舗を特定できる情報は一切公開していない


【SCI®(全国消費者パネル調査)】 


全国15歳~79歳の男女52500人の消費者から継続的に収集している日々の買い物データ。食品、飲料、日用雑貨品、化粧品、医薬品、タバコなど、バーコードが付与された商品について、「誰が・いつ・どこで・何を・いくつ・いくらで、購入したのか」という消費者の購買状況を知ることができる。
※SCIでは、統計的な処理を行っており、調査モニター個人を特定できる情報は一切公開していない


株式会社インテージ◎「Create Consumer-centric Values ~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指す。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、顧客企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援する。(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩)

PR TIMESより

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