スマホが無駄にする多くのもの 依存を断ち切る解決策は?

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自分がこの世を去るときが来たら、どのように人生を思い返すかを考えてみよう。あなたは誇りに思う遺産を残し、できることを全てやり、生まれたときよりも良い状態で世界を去ることができるだろうか? それとも、絶妙なミームを見ていなかったらやれたのに、となるだろうか? あなたはどのようなことで自分を覚えておいてもらいたいだろう?

スマホは、あなたが持つ多くのものを無駄にしているが、他の人も同様なのでそのことにこれまで気づかなかったかもしれない。これが日常となる。私たちは、他の人がやっていることに従うものだ。他の人が得ているものを逃したくないからだ。

解決策は?


解決策は、携帯電話の使用を依存症として扱うことにある。問題があることを認め、制御のための行動を取ることだ。即座にやめることが目標ではない。実際はそれよりも複雑だ。

解決策は、消費するよりも意識的に生産することかもしれないし、アプリを削除することや、一定時間経つまで携帯電話の電源を切ることかもしれない。グーグルカレンダーを使わず実際のスケジュール帳に書き出すことや、腕時計をすることかもしれない。

携帯電話を手に取るたびにスクロールや確認に20分費やすと分かっている場合は、携帯電話を手に取ること自体やめよう。携帯電話の確認を1日のスケジュールに組み込みつつ、時間を制限しよう。喫煙をやめようとしている人が、時間をかけてタバコの消費量を制限しようとすることと同じだ。

誰もが携帯電話を使っている瞬間に気づき、自分もその誘惑に再度負けるのではなく、問題があることを再確認しよう。こうした人が失っていて、自分が得ているものについて考える。これは時間や機会、アイデア、つながり、考察だ。

火事が起き、携帯電話を置いて逃げなければならないとしたら、そうできるはずだ。しかし、携帯電話を置く強い衝動がない場合は、何が理由となるだろう? 正直に考えた場合、携帯電話なしで過ごすことができるだろうか? 携帯電話なしでどれほど過ごせるだろう?

物事を達成する意欲が、自分では気付いていない携帯電話への依存よりはるかに強くなければならない。記録を残し、潜在性を発揮したいという気持ちが、グループチャットの着信を上回らなければならないのだ。

期待を超えたいという気持ちが、インスタグラムのフィードに勝つ必要がある。あなたにはそうした強い決意があるだろうか? スマートフォンのために、多くのものを無駄にしてはいけない。

翻訳・編集=出田静

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