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2020.12.08

【12月第1週資金調達まとめ】CAMPFIREが42億円の調達


HRBrain


調達額:13億円
調達先:Eight Roads Ventures Japan / 第一生命保険 / SMBCベンチャーキャピタル / AGキャピタル / SCSK
備考:デットファイナンスによる3億円の調達を含む

組織成長クラウド「HRBrain」を運営するスタートアップ。

「HRBrain」は従業員の目標設定から評価までプロセスの全てをクラウド型のソフトウェアで効率化し、組織の生産性や目標達成力を高めるクラウドサービス。

これまでExcelや紙が主体で、ストック性・データ化・UXが損なわれきた目標・評価管理を大きく効率化することができる。

2017年1月のリリースから、積極的な機能追加を行いプロダクトを進化させていく中、生産性の向上を目的とした働き方改革も追い風となったことで、2020年1月には650社を超える企業に導入されている。

2020年12月には資産運用大手フィデリティ系のEight Roads Ventures Japanをリード投資家とした10億円の第三者割当増資と、3億円のデットファイナンスを合わせ最大で13億円の資金調達を実施。

これまでに約12億円の資金調達を実施しており、エクイティによる累計資金調達額は、今回の資金調達を含め約22億円となった。

調達した資金は、日々需要が高まる人事領域のデジタル・トランスフォーメーションやニューノーマルな働き方へのシフトを推進する企業のためのプロダクト開発と、事業基盤の強化に活用する方針。

WAmazing


調達額:8億円
調達先:ANRI / AZ-Star / BEENEXT / BEENOS / みずほキャピタル / キャナルベンチャーズ / ギフティ / 三井住友ファイナンス&リース / 住友商事 / 日本政策金融公庫 / 東急 / 電通グループ
備考:ほか個人投資家複数を含む / AZ-StarはAZファンドを通じて出資 / ギフティ、電通グループ、住友商事、三井住友ファイナンス&リースらの新規投資家、東急はじめ既存投資家との戦略的事業提携

訪日外国人旅行者の日本旅行中に使うスマホ向けアプリサービス「WAmazing」を開発、運営しているスタートアップ。

「WAmazing」はタクシーや宿泊施設、ツアーアクティビティの予約などがアプリ上で出来るサービス。

最も大きな特徴として、主要空港で無料の500MB通信が出来るSIMカードを受け取る事が出来ることが挙げられる。訪日外国人が簡単に日本で通信を行える環境を提供している。

2019年1月時点では香港、台湾、中国に住んでいる方のみに対応しているが、今後順次ターゲットを拡大していくと考えられる。

2020年11月には複数の事業会社・ファンド・個⼈投資家を引受先として、総額約8億円の資金調達を実施。

各事業会社との戦略的協業により、訪日外国人旅行者向け“手の中のエージェント”としてのサービス拡充を進めていく。
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文=STARTUP DB

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