成功を収めるための、4つのシンプルな自己肯定のコツ

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就職活動をしているときや昇進を目指しているときには、ちょっとした激励が必要なときがある。行き詰まったり迷ったり感じている場合、家族や友人にアドバイスを求めるのは気まずく感じることもあるが、ちょっとした指導がどうしても必要かもしれない。

ここでは、成功を収めるのに役立つ自己肯定の4つのコツを紹介する。

1. 自分を昨日の自分と比べる


他者の成功を見て、それを自分と比べることは自然なことだが、これは精神的に非常に不健全なことでもある。この基準は完全に誤っている。あなたは相手の全てを知っているわけではないため、それは幻想の基準と言える。

その人は、影響力がある家族や親戚のコネを利用してキャリアで有利なスタートを切ったのかもしれないし、見かけは成功しているように見えても本心ではひどい気分を味わっているかもしれない。成長を判断する唯一の正しい方法は、昨日の自分と、自分が今日どのような改善を遂げたかを考えることだ。

求職活動で、ある人は幸運に恵まれ、正しい時に正しい場所にいたためにキャリアのチャンスをつかんだのかもしれない。あるいはその人の専門分野はあなたのものより需要が高い可能性もある。他者の成功について心配し、貴重な時間を使う価値はない。

毎日、自分の仕事が今よりうまくできるよう努力し、夜には自分が前日よりも改善・前進したかを考えよう。

2. 他者に悪意があると早合点しない


面接を受けているときやキャリアで前進を遂げようとしているとき、自分が非難の的にされている、いじめられていると感じることは簡単だ。あなたは、自分が人から仕返しを受けている、もしかしたら仕事に関係ないことで自分が選ばれなかったのかもしれない、以前の上司や同僚が将来の雇用主候補の企業に自分の悪口を言った、などと考えているかもしれない。

私たちは、なぜ自分に物事が起きたかについてより単純な理由がある場合でも、他者による犯意や悪意を原因として考えがちなことを示すのが「ハンロンのかみそり」と呼ばれる考え方だ。人は実際、失礼で浅はかで、つまらない意地悪な嫌なやつになり得る。本人はそのことには気付きさえしないかもしれない。こうした人はあなただけでなく、あらゆる人にこうした接し方をしている。

上司が、部下への影響を考えることなく不適切なことを言うのはよくあることだ。面接官は面接の前に配偶者とけんかをし、その不満を目の前に座っているあなたにぶつけたのかもしれない。次に誰かから悪意のあることを言われたら、問題はおそらくあなたではなく相手だろう。そのため、それを個人攻撃と考えないこと。
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翻訳・編集=出田静

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