キャリア・教育

2020.12.07 22:00

自分と他者の比較をやめる方法

Getty Images

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あなたはある朝、早い時間に起きてリンクトインで求人を探していたところ、新たな通知が表示された。大学時代の親友がつい最近、過去10年間働いていた企業の副社長に昇進したのだ。

一方あなたは、最近務めていた職務から解雇されたばかりだ。ここ10年で4つ目の仕事だった。同じ年に同じ学位で卒業したのに、2人のキャリアは非常に異なる方向へ進んでしまっていた。あなたはすぐに、怒りを覚える。「なぜ私ではないのか」と自問する。

この反応は珍しいものではない。最近の調査によると、75%以上の人が昨年、誰かのことをうらやましく思ったと報告している。自分を他者と比べてしまうと、不満と不安を感じてしまいかねない。

自分と他者の比較は、自分が望む人生を作る役には立たず、輝かしいキャリアを構築するために使えたはずの貴重な時間やエネルギーを奪い去るだけだ。ここでは、人をねたむのをやめて自分に力を取り戻す、健全で実用的な方法を5つ紹介する。

1. 自分と人と比べるきっかけを特定する


自分と他者を比べるのをやめたければ、嫉妬が頭をもたげるときがいつかを考えよう。それは、リンクトインやインスタグラムのフィードをスクロールしているときだろうか? あるいは、親友が昇給について自慢しているときかもしれない。こうした分析を通して自分自身について学ぼう。

それから、頻繁にうらやましく思ったり、自分と比較したりする人やものについてリストを作る。さらに、こうした感情が自分にどのような悪影響を与えているか、なぜ時間の無駄なのかを書き出す。今後は嫉妬を感じているときに気付けるよう、より気を配ることを心に決めよう。

2. 感謝の気持ちを持つ


自分の与えられたものに感謝している状況で悪い感情を持つことはほぼ不可能だ。自分を他者と比べるのをやめるため、感謝の日記をつけることを考えよう。時間を作り(1日の初めが好ましい)、自分が感謝していることを全て書き出す。

家族でできる面白いアイデアに、感謝瓶を作ることがある。広口の瓶を見つけ、飾りをつけた上で、毎日少なくとも3つ感謝していることを考えよう。それぞれを紙切れに書き出し、瓶の中に入れる。瓶はすぐに、感謝していることでいっぱいになるはずだ。

自己疑念を感じ始めていると気づいたら、瓶の中に入っているメモをいくつか読んで、自分の人生の前向きな点を思い出そう。
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翻訳・編集=出田静

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