経済・社会

2020.12.07 12:30

新型コロナワクチン世界初承認。来年夏には「日常が戻る」? 

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「日常が戻る」のは2021年夏?


米国は来年末までに、ワクチン「4000万人分」の製造を予定しているという。
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米国OWS(Operation Warp Speed、新型コロナワクチンの製造・供給に関する半官半民の組織)のチーフ・サイエンスアドバイザーで、トランプ大統領によって今年、米国における新型コロナワクチン配給を委任されたモンセフ・スラウイ博士は11月末、CNNの取材に対して「来年夏にはワクチンはアメリカ国民の有意な数に行き渡り、日常は元に戻るだろう」といった意味の発言をした。


OWSモンセフ・スラウイ博士とトランプ大統領

だが、このスラウイ博士の発言を「楽観的」とみるむきは多い。ファイザー製をはじめとする、現在までに開発が進んでいる数種のワクチンはいずれも、発症予防には70%以上の効果が期待されるものが多いものの、ワクチン接種した人がすでに陽性だった場合、感染を「他に広めない」上で効果があるかどうかは明らかになっていないのである。
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【関連記事】「効果95%」のファイザー製ワクチン争奪戦 米国は離脱か、日本はどうする?

文=石井節子

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