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Nico De Pasquale Photography / Getty Images

株式市場には季節ごとの傾向があることが、これまでの研究によってわかっている。こうした傾向の1つが、12月になると株価が上昇して投資家を喜ばせるという「サンタクロース・ラリー」だ。私たちは2020年にも、こうしたラリーを目にすることになるのだろうか?

「12月は上げ相場」との定説、その根拠は


これまでの研究によると、12月は全体的に見て、株式市場が比較的良い実績を上げる月であることがわかっている。一般に、11月から翌年の5月にかけての時期のリターンは、夏の時期を上回る。一部には、株価上昇幅のほぼすべてが、夏以外の時期に生じているとの説を唱える研究者もいるほどだ。実際、インドの株式市場に限れば、12月は最良の月だとする研究結果も出ている。

しかしながら、月々の株価動向に関するほとんどの研究によれば、季節ごとの傾向として最も大きいのは、12月というよりは、むしろ「1月効果」のほうだとされている。特にバリュー株の場合は、1月の初頭に良いリターンをもたらす可能性が高まるという。12月が株高になるという説は、1月に比べれば、裏付けが弱い。

したがって現在の我々は、ちょうど研究結果が示唆するように、一般的に株価が上昇しやすい時期にあり、かつ、「月替わり効果」と呼ばれる、月末・月初の収益率が高くなりがちな傾向を見ている可能性がある。これは、株式が12月に平均以上のリターンをもたらす可能性はあるが、相場が上昇する時期は、月初と月末の数日に限られることを意味するかもしれない。

さらに、12月末に起こるかもしれない株価上昇傾向の一部は、株式市場の「祝日効果」による可能性もある。これは、株式市場が祝日で休みとなる際に株価が上昇するというもので、今回はクリスマスと元日がそれにあたる。

このように、季節ごとの傾向に基づけば、今は、前向きに投資を検討すべき十分な理由がある時期と言える。だが、これを「サンタクロース・ラリー」と表現するのは、おそらく適切ではないだろう。なぜなら、株式市場は12月だけではなく、もっと長期間にわたってやや上振れすると期待されているからだ。

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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