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(c) Voi

スウェーデンの電動スクーター(e-scooter)のシェアリング企業「Voi」は、欧州と英国での積極的な事業拡大に向けて、追加で1億6000万ドル(約167億円)の資金調達を実施した。今回の調達はデットとエクイティを含むもので、米国のThe Raine Groupが主導し、既存出資元のBaldertonやCreandumらも参加した。

Voiは、今回の資金をフリートの拡大や、新たな市場への参入に投資すると述べている。同社は今年、英国が複数の都市を電動スクーターのトライアルに開放して以降、英国進出を活発化させ、既に16都市でライセンスを取得した。

Voiの英国担当のリチャード・コルベットは「当社は9月の英国でのサービス開始以来、既に6都市に進出した。乗車回数は25万件近くに達し、合計の移動距離は30万マイルに及んでいる」と述べた。

同社の英国事業は、各都市の行政や地元のパートナーとの協力で進んでおり、年末までに4000台の車両の導入を目指している。

今回の資金調達は、今年初めの3000万ドルの調達に続くものだ。Voiはこれらの資金を、Voiager 4と呼ばれる最新の車両に投資し、安全機能を高めようとしている。同社は先日、Lunaと呼ばれるスタートアップと提携し、電動スクーターが歩道を走行するのを防ぐ技術を開発中だ。

VoiのCEOのFredrik Hjelmは、今回の調達を主導したRaine Groupとは、「マイクロモビリティを用いて、都市交通をゼロカーボン化するビジョンを共有している」と述べている。

「先進的なテクノロジーや、新規顧客の獲得、優れたマネージメント体制によって、Voiは車両1台あたりの乗車回数を大幅に増やしている」と彼は話した。

同社はまた、交換式のバッテリーや、サステナビリティを意識したインフラの整備、再生可能エネルギーへの切り替えにより、環境への影響をさらに減らすことを目指している。

(編集部注:記事内の「電動スクーター」という名称は日本では一般的に「電動キックボード」と呼ばれている、サドルを持たない立ち乗り式の電動車両を意味する。この分野のパイオニアとされるLimeやBirdも、公式サイトでe-scooterやelectric scooterという名称を用いている)

編集=上田裕資

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