米疾病対策センター(CDC)は最近、海外旅行をする米国人に向けた新たな指針を発表し、旅の前後と最中の3回にわたり新型コロナウイルス検査を受けることを推奨。帰宅後は7日間にわたり外出を控えるべきだとし、「検査と外出自粛を組み合わせれば、旅行により新型コロナウイルス感染症を広めるリスクを大幅に下げられる」とした。
ただ、複数のワクチンが投入されようとしている中でも、旅行をしたいと考えている米国人の多くが様子をうかがっている状態であることがはっきりしつつある。ハリス・ポールの調査では、回答者の3分の2余り(68%)が、次の旅のタイミングはワクチンの状況によって決めると答えている。
ハリス・ポールのジョン・ガーズマCEOは「ワクチンが社会にとってゲームチェンジャーになることを期待しているが、当社のデータからは航空ビジネスにとってはまさにゲームチェンジャーとなることが示されている」と指摘。「旅をする人が求めているのは確実性であり、10人中7人近くがワクチンは次の旅行のタイミングに大きな影響を与えると答えている」と述べた。