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アンドリュー・ヤン(Scott Olson/Getty Images)

今年の米民主党の大統領候補選びで一躍有名になったアンドリュー・ヤンが、来年のニューヨーク市長選への出馬を検討していることがわかった。関係者がフォーブスに確認した。ヤンは選挙戦で、すべての国民に一定の現金を給付し、最低限の所得を保障するユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)を公約に掲げて健闘した。

ヤンの出馬観測については政治ニュースサイトのポリティコが最初に報じた。元側近はフォーブスの取材に、ヤンが出馬を検討しているのは「確かだ」と述べた。ただ、まだ決断はしていないという。

民主党のビル・デブラシオ市長の後任を選ぶニューヨーク市長選はすでに乱戦模様となっており、現時点ではスコット・ストリンガー市会計監査官やエリック・アダムズ・ブルックリン区長が有力候補となっている。ヤンが実際に出馬すれば、最も知名度の高い候補の一人に躍り出るのは確実だ。

台湾系実業家のヤンは今年の大統領選まではあまり知られていなかったが、選挙戦を通じて民主党の有力者として浮上した。

2月に候補選びから撤退したあとは、UBIを推進する「ヒューマニティー・フォーワード」というNPOを設立したほか、CNNの政治コメンテーターにも就任。先月には、ジョージア州の上院選決選投票で民主党候補を応援するため、同州に転居することも明らかにしている。

ポリティコによると、最近行われたオンライン調査で、市長選でヤンの支持がどれくらいありそうか探りが入れられた。この調査はヤンのために実施されたとみられ、独立候補として出馬した場合の可能性も調べられている。

ニューヨーク市長選の民主党予備選挙は来年6月22日に実施される予定。現在2期目のデブラシオは規定により出馬できない。来年のニューヨーク市長選は、1人の候補に投票する従来の方式ではなく、最大5人の候補に順位をつけて投票する順位付投票(RCV)方式で初めて実施される方向だ。

編集=江戸伸禎

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