Close RECOMMEND

.

Stephen Lam/Getty Images

企業向けソフトウエア大手の米セールスフォース・ドットコムは1日、職場向けチャットツールを手掛ける米スラック・テクノロジーズを277億ドル(約2兆9000億円)で買収する方針であることを認め、先週から続いていた臆測に終止符を打った。セールスフォースの合併・買収(M&A)案件としては過去最大規模。同社はスラックを吸収することで、時価総額で米国2位のテクノロジー企業である競合マイクロソフトに対する競争力を強化する。

セールスフォースは、第3四半期決算と合わせて行った発表で、スラックの株主に対しては1株当たり26.76ドルの現金とセールスフォースの株式0.08株を供与すると説明。11月30日の終値に基づくと、買収額は277億ドル(スラック株1株当たり45.54ドル)となる。

セールスフォースのマーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)は1日、「両社の相性は最高だ。セールスフォースとスラックは協力し、企業向けソフトウエアの未来を形作り、オールデジタルで働く場所を問わない世界での人々の働き方改革に取り組んでいく」と表明した。

ウェドブッシュ証券のアナリスト、ダニエル・アイブスはスラック買収について、現在マイクロソフトが独占している企業向けクラウド市場にさらに切り込む上で「攻めでも守りでもある一手だ」と指摘した。

ダウ・ジョーンズは先月25日、セールスフォースがスラック買収に向けて交渉していると報じ、スラックの株価は25%上昇した。同社株は1日、2%上昇。年初からの伸び率は2倍近くとなっている。

翻訳・編集=遠藤宗生

PICK UP

あなたにおすすめ