髪で左右する第一印象 ウィズコロナ時代に身に付けたいセルフブランディング術

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新たな自分を発見!髪で自己肯定感が高まるのを実感


──キーワードやなりたい自分について話す以外に、しなくてはいけないことはありますか?

キーワードと自分がどうしてそれを選んだかという理由を伝えたら、あとの技術的なことは美容師さんにゆだねるのが正解です。

もちろん、職業的にこのくらいの長さはNGなど物理的な制限は伝えるべきですが、「シャギーを入れて」とか「肩下から色を入れて」などの技術的なオーダーは、ベストな提案をしてもらえなくなる可能性もあります。

美容師さんは日々進化するたくさんの技術を駆使してあなたの理想を叶えようとしてくれるはずです。「自分がどうなりたいか」をしっかりすり合わせしたら、色や形はおまかせするほうが、結果的にいい髪型が手に入りやすくなると思います。

女性の場合、ライフステージが変わると心境の変化も訪れやすいし、自分にとってベストな髪型も変わります。年齢を気にせず美容師さんが提案してくれた髪にチャレンジしてみるといいでしょう

コロナ禍で家にこもる機会が増えたというのもありますが、自分と向き合う時間も増えたので、ぜひ自分がどうなりたいかの棚卸しをして、髪から自信をつけて自分が主役の人生を歩んでいって欲しいです。

──最後に、コロナ禍において美容室選びで注意すべき点はありますか?

美容師さんは国家資格を持っているので、もともと衛生管理の意識を高く持っています。入り口にアルコール消毒が設置してある、マスクをしている、換気をしているなど基本的な対策がしてあれば、あとは自分自身が相談しやすい美容師さんを見つけるといいのではないでしょうか。


「なりたい自分になれるメソッド」を体験したことで、自分自身が未来をどんな風に描きたいのか「心の中の願望」に耳を傾け、内なる自分と向き合うことができました。

前向きな気持ちになれた理由はヘアスタイルという外見的な変化を手に入れたことだけではなく、内面的な自己との会話にあるのかもしれません。まずは「なりたい自分になれるメソッド」のワークだけでもトライする価値があると思います。

 



佐藤友美(さとゆみ)
◎日本初のヘアライター&エディター。1976年、北海道知床半島生まれ。20年弱のヘアライター人生で、約4万人、20万カットのヘアスタイル撮影に立ちう。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在で、日本はもとより、海外でも美容師向けの講演を行い、セミナーを受けた美容師はのべ3万人を超える。著書に、ベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『道を継ぐ』(アタシ社)などがある。最新作は『女は、髪と、生きていく』(幻冬舎)

文=善塔久美子

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