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心ときめく「ヒト、モノ、コト、トキ」最前線


──髪を通して、「なりたい自分になれる」ポイントはどこですか?

まずは自分が「どうなりたいか」を考えてみることが大切です。

自分に似合う髪型はこれだと決めつけている人は多いです。でもそれは、自分の髪質や顔立ちに合うことを優先して、自分の“こうなりたい”という気持ちに合っているかどうかをないがしろにしている場合もあります。

よくベース型の顔タイプの人はこういう髪型がいいとか、猫っ毛の人にはこういうカットが合うなど、髪質や顔立ちから髪型を決めるテクニックが紹介されていますが、似合う髪型はひとつではありません。何百個もあるんです。

ですから、まずは、自分はどうなりたいか考えてみましょう。その上で、顔型や髪質に合った髪型を選ぶといいですよ。


『女は、髪と、生きていく』より (c) イラスト南夏希

「なりたい自分になれるメソッド」のワークとは?


<なりたい自分から髪型を探るためのワーク>

1. あなたが「こんな言葉で形容される(褒められる)自分になりたい」と思う言葉を20個書き出してみてください。

2. そのうち自分にとってとくに優先順位の高い言葉を3つ選んでください。

3. 選び終わったら、なぜその言葉で形容されたいのか(褒められたいか)、その理由を考えてみてください。



『女は、髪と、生きていく』より (c) イラスト南夏希

──私にとっては「なりたい自分」を具体的にイメージすることがとても難しかったです。美容雑誌を見ながら、イメージにあった20個のキーワードをなんとか書き出しました。なりたい自分が見つからない人はどうしたらいいのでしょうか?

なりたい自分のイメージがわからないという人も結構いらっしゃいます。心配しなくても大丈夫ですよ。

このワークを通じて一番大切なのは、自分のことを棚卸しして、自分自身に矢印を向けるということ。このコラムを読んでいる方のなかには、家族やパートナーや職場など周囲のことに気を遣い、自分を慈しむ時間を持てていない方も多いかもしれません。

でも、一瞬でもいいので自分のことを考える時間を作ってください。自分を一番大切にする“自尊感情”を持つと、自己肯定感を高めることへとつながります。結果的に、パートナー目線の褒め言葉や仕事に重きを置いた「なりたい自分」をイメージしてもいいんです。

ワークショップでも実際、私と話していくうちに「なりたい自分」が明確になっていくこともよくあります。意外といまの自分の気持ちに近いのは、10個過ぎてから書いたものということも多いんです。本来の自分の気持ちに気がつき、ぽろぽろと泣いてしまう方もいますよ。

──私の場合、優先順位の高いキーワードというのが、「クール」「セクシー」「オシャレ」という3つでした。この言葉を選んだ理由は自分のぶれない軸がありながらセンスや上品な女性らしさを持って仕事をしたいという理想があるからです。キーワードと一緒に選んだ理由を照れずに伝えることが大切なんですね。

そのとおりです。キャリアアップに悩む女性で多いのが、「こんな自分に見られたい」という希望と、自分の見た目が一致していないことです。いくら資格をとってもステップアップできないという人の原因に、見た目のセルフブランディングができていないというのがあります。

先に髪をなりたい自分のイメージに設定し、他者からの印象を変えることで自分をネクストステージへ引っ張っていく。髪が人生を変えるための武器にできるということを知って欲しいです。

文=善塔久美子

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