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カマラ・ハリス(左)とジョー・バイデン(右)(Photo by Andrew Harnik-Pool/Getty Images)

米大統領選で当選を確実にしたジョー・バイデン前副大統領は11月30日、副大統領となる見通しのカマラ・ハリス上院議員とともに、就任式典の準備にあたる委員会を立ち上げたことを発表した。

過去の就任式とは大きく異なったものなると考えられる式典の計画に向け、準備が始まったことになる。同委員会を率いるのは、バイデンのスピーチライターを務めたこともあるデラウェア州立大学のトニー・アレン学長と、バイデン陣営の上級顧問、マジュ・バーギースだ。

バイデンとハリスは同日、この委員会の設置と同時にウェブサイト(BidenInaugural.org)とツイッターのアカウント(@BidenInaugural)を新設したことも明らかにしている。

新型コロナウイルスのパンデミックが続くなか、同委員会は式典の計画において、非常に大きな課題に直面することになる。バイデンが大統領首席補佐官への起用を決めているロン・クレインによれば、就任式は従来と「同じにはならない」という。

クレインは、式典は大統領選前に行った民主党全国大会と同じように、多くの聴衆を集めることなく、バーチャルで開催されることになるとの見方を示している。

今後の注目点


注目すべき点は、ドナルド・トランプ大統領が今後、どのような行動に出るかということだ。過去の大統領たちは、後任の大統領とともに、その就任式に出席してきた。2016年の就任式では、トランプとメラニア夫人の隣に、バラク・オバマ前大統領とミシェル夫人の姿があった。

だが、米ニュースサイト、デイリービーストが報じたところによれば、トランプは新大統領の就任式の日、またはその前後に、2024年の大統領選に向けた選挙キャンペーンのイベントの開催を検討しているという。

トランプは29日、Foxニュースのインタビューに応え、すぐには敗北宣言をするつもりがないことを明らかにしている。選挙結果に対する態度について、「6カ月間に気持ちが変わることはない」と発言。宣誓式が行われる来年1月20日よりも前に、敗北を認める考えがないことを明確にしている。

大統領就任式


米国の大統領就任式は、憲法によって開催が義務付けられたものではない。だが、連邦最高裁判所長官が必ず、就任宣誓を執り行うことになっている。

合衆国憲法第2章第1条第8項には、次のように書かれている。

「大統領はその職務の遂行に先立ち、次の宣誓、または宣誓に代わる確約をしなければならない。『私は合衆国大統領の職務を忠実に執行し、全力を尽くして合衆国憲法を維持し、保護し、擁護することを厳粛に誓います(確約します)』」

編集=木内涼子

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