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フェイスブックは11月30日、顧客管理システム(CRM)のスタートアップ「Kustomer」を非開示の金額で買収すると発表した。フェイスブックは、Kustomer のソフトウェアを同社の広告プラットフォームを利用中の企業顧客向けに活用する。

買収の成立に向けては当局の承認が必要であり、条件の詳細は明らかにされていないが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、Kustomerの評価額が10億ドルをやや上回る水準だと述べている。

Kustomerのシステムは、複数のプラットフォームにまたがる顧客のテキストやEメールなどのインタラクションを、一つのスクリーンにまとめる機能を持つ。

フェイスブックは、ワッツアップなどのメッセージで顧客に接触する企業が増加したことを受けて、今回の買収を決定したという。

2015年設立のKustomerは、これまで累計1億7350万ドル(約180億円)を調達している。クランチベースのデータによると、同社の出資元リストにはTiger Global ManagementやCoatue、Battery Ventures、Redpoint、Canaan Partners、Social Leverage、Cisco Investmentsなどの名前が並んでいる。

フェイスブックは、同社のメッセージングアプリに既に導入済みの、他社のCRMツールの活用も継続していくと述べている。

Kustomerを採用した有名企業としては、レント・ザ・ランウェイやGlossier、Ring、 Untuckitなどがあげられる。

今回の買収は、傘下にインスタグラムを持つフェイスブックが、スモールビジネスのハブになろうとする取り組みの一環だ。同社は今年5月に、オンラインショップの開設を促進するプラットフォームのFacebook Shopsをアナウンスしており、インスタグラムも直近のアップデートで、Shopタブをホーム画面に設置した。

フェイスブックの広告売上は今年、314億ドル(約3.3兆円)に達する見通しで、ビジネス顧客にアピールすることは今後の収益確保において非常に重要な意味を持つ。

編集=上田裕資

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